冬のドライブにおいて、おおくのドライバーを悩ませるのが「雪道でどのギアを選択すべきか」という問題です。
とくにオートマチック車にそなわっている「sモード(セカンド/スポーツ)」をいつ、どのように使うべきかは、安全性を左右する重要なポイントとなります 。
この記事では、スリップを最小限におさえるための「2速発進」のテクニックや状況におうじた最適なギア操作など、雪国での安全な走りかたを詳しく解説します。
記事のポイント
雪道の下り坂はギアを「2速(S)」に入れエンジンブレーキを活用
急激なシフトダウンはさけ、直線のうちにおだやかに操作する
アイスバーンでの発進は「2速(S)」で駆動力をおさえる
停止時や発進時は「卵をふむような」繊細なそうさを徹底する
牽引時やスタックからの脱出時には、状況に応じ「N」も使用
目 次
雪道運転のギアはsにした方がいい?

雪道走行においてギアを「S(セカンド/スポーツ)」にいれるのは有効な手段です。
通常走行の「D(ドライブ)」レンジは燃費を重視し、たかいギア(ひくいエンジン回転数)で走行しようとします。しかし、雪道やアイスバーンでは、アクセルをはなしたさいの適度な減速感、つまり「エンジンブレーキ」が安定走行のカギをにぎります。
「S」レンジを選択することで、Dレンジよりもギアが一段さがり、エンジン回転数がたかめに保持されます。これにより、フットブレーキに頼りすぎることなく、アクセル操作だけでゆるやかに速度をコントロールしやすくなります。
路面状況におうじて「D」と「S」をこまめに行き来させるのが、雪国を走るときのテクニックです。
車のギアのLとSは何が違うの?
オートマチック車(ATやCVT)において、「S」と「L」はどちらも通常走行の「D(ドライブ)」より力強い駆動力をえるためのギアですが、その役割の強度がことなります。
一般的に「S(セカンド/スポーツ)」は、Dレンジよりもエンジン回転数をたかくたもち、加速性能をたかめたり、ゆるやかなエンジンブレーキをきかせたりするさいに使用します。
一方、「L(ロー)」はもっともひくいギアに固定(またはひくい範囲を使用)し、急勾配の登坂や、強力なエンジンブレーキが必要な急なくだり坂で真価を発揮します。
最近の車種では「S」のかわりに「B(ブレーキ)」と表記されることもふえており、数字の「2」と表記されることもあります。
車のギアのSモードはいつ使う?
Sモードのおもな使いどころは、キビキビとした加速が必要な合流時や、フットブレーキだけにたよりたくない長いくだり坂です。エンジン回転数があがるため、アクセルをはなしたさいの減速感(エンジンブレーキ)がDレンジよりもつよくなります 。
雪道においては、路面状況の変化にあわせて「加速しすぎない」よう調整するのに適しています。たとえば、低速で走行中に、フットブレーキをつよくふむとスリップするおそれがあるような場面で、あらかじめSモードにいれてゆるやかに減速しておくといった使いかたが有効です。
ただし、急激なシフトダウンは駆動輪のロックをまねく可能性があるため、直線のうちに、かつ速度をおとしながら操作するようにしてください。
雪道でオートマのギアはどれがいい?

「路面状況におうじてDとSを使いわける」のが現実的です。
基本はDレンジで問題ありませんが、コンピューターがくだり坂を認識して自動でエンジンブレーキを調整してくれるかしこい車種もふえています。しかし、感覚的にスピードがですぎると感じたばあいや、カーブの手前で事前に速度をおとしたいばあいは、意図的にS(またはSに相当するモード)へきりかえるのがスムーズです。
最新の車であれば、トヨタの「ドライブアシスト」機能のように、すべりやすい路面での挙動を安定させる電子制御がそなわっていますが、ギア操作による速度管理は、それらの制御をより確実にはたらかせるための土台となります。
雪道はギアはBにした方がいい?
「B」は主にハイブリッド車や一部の軽自動車(ダイハツなど)でみられる表記で、強力なエンジンブレーキが必要なさいに使用します。
雪道でのBレンジ使用は、長いくだり坂でフットブレーキの使いすぎによるフェード現象をふせぐには有効ですが、アイスバーンなどのきわめてすべりやすい路面では注意が必要です。
急にBへいれると、つよい制動力が駆動輪(おおくのばあいは前輪)のみにかかり、後輪とのバランスがくずれて挙動がみだれる原因になるからです 。
急坂以外では、Bレンジへの投入は慎重におこなうべきでしょう。
雪道ではセカンドで走る方がいい?
アイスバーンのようなツルツルの路面では、常にセカンド(Sや2)で走るという考えかたもありますが、これは「加速をよくせいし、エンジンブレーキをききやすくする」というメリットがあるためです。
とくに時速40km以下をめやすにするようなきびしい路面条件では、3速や2速相当のギアで走ることで、アクセルオフ時の減速コントロールがしやすくなります。
一方で、不必要にひくいギアで走りつづけると燃費が悪化し、エンジン音もおおきくなるため、路面が比較的安定している場所ではDレンジにもどすなど、柔軟な判断がもとめられます 。
雪道でギアをnにするばあいは?

雪道走行中に「N(ニュートラル)」にする必要は、通常の運転シーンではまずありません。むしろ、走行中にNにするとタイヤに駆動力がつたわらなくなるだけでなく、エンジンブレーキも一切きかなくなるため、制御不能におちいるリスクがたかまり危険です。
ただし、例外的にNレンジを使用する重要な場面が「スタックしたさいの牽引」です。雪道で脱輪したり深雪にハマったりして自力走行ができなくなり、ほかの車にひっぱってもらう(牽引される)ばあいには、ギアをNに入れる必要があります。これは駆動系をきりはなして車輪をスムーズに回転させるためです。
また、万が一スリップしてカベなどにぶつかりそうなとき、駆動力を遮断してすこしでも被害を軽減しようとする特殊な状況も考えられますが、基本的には停車時や牽引時以外で走行中にN操作をおこなうことはさけるべきです。
雪道でセカンドギアを使うとどうなる?

雪道でセカンドギア(S、2、あるいはマニュアルモードの2速)を選択すると、路面への駆動力のつたわりかたがおだやかになり、かつアクセルをもどしたさいのスムーズな減速が可能になります。
通常のDレンジよりもたかいエンジン回転数を維持するため、アクセルオフ時に発生するエンジンブレーキがつよめに働き、フットブレーキを過度に使わずに速度をコントロールしやすくなるのがおおきなメリットです。
とくに危険なアイスバーンや雪道においては、3速や2速相当のギアにいれ、時速40kmていどを最大速度のめやすにすると減速スピードをコントロールしやすくなります。これにより、カーブの手前やくだり坂で急激なフットブレーキをふむリスクをへらし、スリップを未然にふせぐ効果が期待できます。
また、停車状態から発進するさいにセカンドを使用する「2速発進」は、雪国における基本中の基本といえるテクニックです。1速(ローギア)はタイヤをまわす力(トルク)が非常につよく、雪道ではその力が摩擦力を上まわってタイヤが空転(スリップ)しやすくなります。
あえて2速で発進することで、タイヤにつたわる駆動力を適度に抑制し、凍結路面でもタイヤが路面をしっかりととらえてスムーズにうごきだすことができるようになります。
雪道運転のギアはsにした方がいい?
結論から言えば、雪道走行においてギアを「S(セカンド/スポーツ)」に入れるのは非常に有効な手段です。
通常走行の「D(ドライブ)」レンジは燃費を重視し、高いギア(低いエンジン回転数)で走行しようとします。しかし、雪道やアイスバーンでは、アクセルを離した際の適度な減速感、つまり「エンジンブレーキ」が安定走行の鍵を握ります。「S」レンジを選択することで、Dレンジよりもギアが一段下がり、エンジン回転数が高めに保持されます。これにより、フットブレーキに頼りすぎることなく、アクセル操作だけで緩やかに速度をコントロールしやすくなるのです 。
特に注意すべきは「下り坂」です。雪の下り坂でフットブレーキを強く踏むと、タイヤがロックしてスリップする原因になります 。あらかじめ「S」に入れてエンジンブレーキを効かせることで、車速が上がりすぎるのを抑え、安全な速度を維持できます 。路面状況に応じて「D」と「S」をこまめに行き来させるのが、雪国ドライバーのリアルなテクニックです 。
ただし、急激なシフトダウンは駆動輪への制動力が強すぎて挙動を乱す恐れがあります。カーブの手前など、直線のうちに早めに、かつ緩やかにギアを落とすことが鉄則です 。
雪道運転のギアはsにした方がいい?│雪道発進のコツや裏ワザ

雪道でもっとも神経をつかうのが「発進」の瞬間です。タイヤを空転させずに、いかに路面へ力をつたえるかが勝負をわけます。
AT車では、あえて一段高い2速(スノーモード)から発進することで、路面へつたわる力を適度に抑制し、すべりやすい路面でもタイヤがグリップをつかみやすくなります。アクセルは「卵を踏むように」じわっと慎重に踏み込むのが鉄則です 。
MT車のばあいも、2速を選択するのが基本です。アクセルをほとんどふまず、アイドリングの回転力を利用しながら、通常よりも長く丁寧な「超低速半クラッチ」を使って、やさしく動力をタイヤへつたえます。
どうしても発進できない過酷な状況下では、サイドブレーキの「半引き」などの裏ワザが有効なばあいもあります。
ただし、初心者が実行するには難易度がたかいので、注意が必要です。
オートマは雪道が怖い?
「オートマ(AT車)はかってに変速するから雪道では制御しにくくてこわい」と感じるかたもいるかもしれません。
しかし、現代のAT車は電子制御技術の向上により、むしろ雪道での安全性をたかめる工夫がこらされています。かつてはマニュアル車(MT車)のほうがギアを自在にあやつれるため雪道につよいとされていました。
現在はABS(アンチロック・ブレーキ・システム)や横すべり防止装置が標準装備されており、車側が路面状況を判断して最適な制動や駆動をサポートしてくれます。
とくに、最近のAT車には「スノーモード」などの専用機能が搭載されていることがおおく、これを使用すれば発進時のタイヤの空転を自動でおさえることができます。また、おおくのドライバーが心配する「フットブレーキによるスリップ」についても、現代の乗用車はむかしにくらべて大幅に改良されており、ABS機能が挙動の乱れをおさえてくれるため、安心してブレーキをかけることができます。
さらに、Dレンジのままでもくだり坂を認識してエンジンブレーキを自動調整する機能をもつ車種もふえており、コンピューターの判断にまかせたほうが無難な場面もすくなくありません。
「オートマだからこわい」とおそれるのではなく、まずはスタッドレスタイヤを装着するという基本を徹底しましょう。そのうえで、エンジンブレーキを活用するために状況におうじて「S(スポーツ)」や「2」レンジへ手動できりかえるなど、車の特性を理解して操作することが大切です。
雪道の上り坂はギアはどうする?
雪道ののぼり坂においてもっとも重要な鉄則は、坂の途中でとまらないようにすることです。
一度とまってしまうと、再発進時にタイヤが空転してしまい、たち往生(スタック)するリスクがたかくなるからです。ギア操作については、基本的には「D(ドライブ)」レンジのままでも現代の車ならかしこく制御してくれますが、こうばいがきついばあいや路面状況が不安定なばあいは、あらかじめ「S」や「2」といった低速ギアにいれておくことをおすすめします。
低速ギアに固定して走行するメリットは、エンジン回転数を一定にたもち、路面にたいして安定した駆動力をつたえつづけられる点にあります。途中でシフトアップやシフトダウンが頻繁におこると、その瞬間にタイヤへの伝達トルクが変化します。あらかじめギアを選択しておくことで、不必要な変速をさけ、じわじわとねばり強く坂をのぼりきることが可能になります。
また、4WD車であってものぼり坂での過信は禁物です。4WDは「坂をのぼる力」や「スタックからの脱出」には非常にすぐれていますが、前方の車がつまっているばあいなどは、車間距離を十分にとり、先行車が坂をのぼりきるのをまってから自分ものぼりはじめるくらいの余裕が必要です。
もし坂の途中でタイヤが空転しはじめたら、あせってアクセルをふみこんではいけません。アクセルをつよくふむとタイヤが雪を掘ってしまい、余計に脱出が困難になります 。そのばあいは、一度アクセルをゆるめてタイヤが路面をとらえるのをまつか、周囲の安全を確認したうえですこしバックして、よりグリップのきく場所からのぼりなおすといった冷静な判断がもとめられます。
なぜ凍結路面、雪道発進は難しいのか?

雪道発進がむずかしい最大の理由は、路面の摩擦係数(グリップ力)が乾燥したアスファルトにくらべて極端に低下するためです。
通常、タイヤと路面のあいだには「摩擦」が存在し、それがエンジンの力を地面につたえて車を前進させますが、雪道ではこの摩擦力が著しく不足します。とくにやっかいなのは、日中の融雪水が夜間に再凍結する「アイスバーン」や、おおくの車にふみ固められた「圧雪路」です。
アイスバーンのばあい、道路表面はまるでスケート場のようなツルツルの状態になります。このような極端にすべりやすい路面で、あせってアクセルをつよくふみこんでしまうと、タイヤが路面の摩擦をとらえきれずにはげしく空転(スリップ)してしまいます。
一度空転がはじまると、タイヤの摩擦熱によって氷の表面がわずかにとけ、タイヤと路面のあいだに水の膜が形成されます。この水膜が潤滑剤のような役割をはたしてしまうため、さらにグリップ力がうしなわれ、身動きがとれなくなるという悪循環におちいるのです。
また、深い雪(新雪や深雪)の上での発進も困難をきわめます。雪の抵抗がおおきいうえに、タイヤが雪をかんで空転することで、自分自身でタイヤのまわりの雪をほりすすめてしまい、タイヤが穴にはまったような状態(スタック)になってしまうからです。
雪道発進を成功させるカギは、このかぎられた「摩擦力」をいかにムダなく、繊細につかうかにかかっています。駆動力が摩擦力の限界をこえた瞬間にスリップがはじまるため、ドライバーにはエンジンの回転力を「じわーっと」やさしくつたえる、きわめて慎重なアクセルワークとギア選択がもとめられます。
雪道発進のコツ AT車編
現代の主流であるAT車で雪道を安全に発進させる最大のコツは、とにかく「ゆっくり、やさしく」を徹底することです。雪道では乾燥した路面よりも極端にタイヤのグリップ力が低下しているため、通常の感覚でアクセルをふむと、駆動力が摩擦力を上まわってすぐにタイヤが空転してしまいます 。
まずは、AT車特有の機能や操作を最大限に活用しましょう。
・「2速発進」や「スノーモード」の活用
おおくのAT車には、雪道での空転をおさえるための「スノーモード」スイッチがそなわっています。これを使用するか、シフトレバーを操作して「2」や「S」レンジにいれることで、通常よりもたかいギアで発進することが可能になります。2速以上のギアで発進すると、タイヤにつたわる駆動力が適度におさえられるため、空転しにくくなりスムーズなスタートがきれます。
・クリープ現象の利用
ブレーキをはなしただけで車がゆっくりとうごきだす「クリープ現象」をかしこく使いましょう。うごきだしの瞬間はアクセルをふまず、車がみずからころがりだす力を利用します。
・繊細なアクセルワーク
アクセルをふむさいは、足のウラに意識を集中させ、まるで「卵をふむような」感覚で、わずかずつ、じわーっとふみこんでいくのが鉄則です。
また、物理的な状況を整えることも成功率を高めます。
・ハンドルをまっすぐに保つ
ハンドルをきった状態での発進は、前輪におおきな抵抗がかかるため空転しやすくなります。発進時はハンドルをまっすぐ前方にむけ、タイヤの抵抗を最小限にするのが基本です。
・空転しても焦らない
もしすこしタイヤが空転(キュルキュルと回転)してしまっても、反射的にアクセルをさらにふみこむのは厳禁です。すぐにアクセルをゆるめ、タイヤがふたたび路面の摩擦をとらえるのをおちついて待ちましょう。
雪道発進のコツ MT車編
MT車(マニュアル車)における雪道発進の最大のコツは、ドライバーみずからの操作によって「路面へつたわる力を繊細にコントロールする」ことにあります。
AT車のようにコンピューターにまかせきりにするのではなく、路面状況を足裏でかんじとりながら最適なトルク(まわす力)をひきだす技術がもとめられます。
基本として、MT車では「2速(セカンドギア)発進」をおすすめします。
通常のアスファルトでつかう1速(ローギア)は、非常におおきな駆動力をタイヤにつたえるためのギアです。しかし、摩擦力のひくい雪道で1速をつかうと、その強すぎる力があだとなり、クラッチをつないだ瞬間にタイヤがいきおいよく空転してしまいます。2速を使用することで、タイヤにかかる回転力を適度におさえ、すべりやすい路面でもグリップをうしなわずにじわじわと車を前にすすめることが可能になります。
クラッチ操作においては、通常よりもはるかにていねいな「超低速半クラッチ」をながく使いつづけることが重要です。
アクセルはほとんどふみこまず、ほぼアイドリングの状態をいじしたまま、車がうごきだすかどうかのギリギリの接点を慎重にさぐりましょう。この繊細な半クラッチによってエンジンの回転力を「点」でつたえるようにすこしずつタイヤへ供給することで、空転をふせぎながら摩擦力を最大限にひきだすことができます。
もし、2速でもタイヤがすべってしまうような過酷な状況であれば、物理的な補助も必要になります。
たとえば、タイヤのまわりの雪を足でふみかためる「足場作り」をおこなったり、ハンドルをわずかに左右に小きざみにふって路面の凹凸から摩擦をえる「ワダチの修正」を併用したりすることも有効です。
また、万が一空転しはじめたと感じたら、即座にクラッチをきって駆動を遮断してください。空転させつづけるとタイヤの熱で氷がとけ、さらにすべる原因になるからです。
凍結した坂道や圧雪路での雪道発進の裏ワザは?

どうしても発進できないときの「裏ワザ」をいくつか紹介します。
・サイドブレーキの活用
かるくサイドブレーキをひいた状態で発進すると、駆動輪への負荷が分散され、空転をおさえられることがあります。
・ハンドルを小刻みに切る
ふかい雪にハマったばあい、ハンドルを左右にきることでタイヤの接地面をかえ、摩擦をえられることがあります。
・砂や脱出マット
車内に砂や専用のマットを常備しておき、タイヤの下にしくことで物理的にグリップを確保します。
・車を前後にゆらす
前進と後退をくりかえし、振り子のように車をゆらして反動で脱出する方法も有効です。
冬道は「急」のつく操作(急発進、急ハンドル、急ブレーキ)をさけ、車との対話を楽しみながら、よゆうをもって運転することが最大の安全策です。
雪道運転のギアはsにした方がいい?│総括
雪道におけるギア操作は、過度な加速をおさえ、おだやかなエンジンブレーキをきかせることができる「s」レンジや「2」レンジを積極的に活用することが、スリップリスクを低減させる近道となります。
とくに、発進時の空転をふせぐ「2速発進」や、くだり坂での速度抑制において、適切なギアの選択はフットブレーキ以上にたのもしい味方となってくれるはずです。
ただし、スタッドレスタイヤの装着は大前提であり、急な操作(急発進・急ハンドル・急ブレーキ)をさける慎重さはかかせません。
正しい知識と適切なSレンジの活用があれば、冬の道は決して「こわい場所」ではなく、安全に移動できるたしかな道へとかわるでしょう。