「イグニッションコイルの交換って効果あるの?」
最近、車の調子が悪い、燃費が悪くなった、エンジン警告灯が点灯した…
など、車のトラブルで悩んでいる方はいませんか?
もしかしたら、その原因はイグニッションコイルの不具合かもしれません。
イグニッションコイルはエンジンの点火装置で、劣化すると様々なトラブルを引き起こします。
イグニッションコイルを交換することで、エンジンパフォーマンスが改善し、快適な ドライビングを取り戻せる可能性があります。
この記事では、イグニッションコイル交換の効果、交換の必要性、費用、交換方法、注意点などについて解説します。
記事のポイント
イグニッションコイルの劣化はエンジン不調の原因になる
交換で始動性や加速性能、燃費改善が期待できる
エンジン警告灯の点灯や振動も、コイル不具合のサイン
劣化したイグニッションコイルやスパークプラグは全数交換を推奨
交換後の慣らし運転は、特に必要ない
目 次
イグニッションコイル交換は効果ある?

イグニッションコイルの交換は、車のエンジン性能を最適化し、安全で快適なドライビングを実現するために重要なメンテナンスです。
交換することで、エンジンの始動性や加速性能の向上、燃費の改善、排出ガスの低減が期待できます。
イグニッションコイルを交換するとどんな効果があるの?
イグニッションコイルは、エンジンの点火システムにおいて非常に重要な役割を担う部品です。
経年劣化や不具合によって性能が低下すると、様々な不調を引き起こす可能性があります。
イグニッションコイルを交換することで、下記のような効果が期待できます。
- エンジン始動性の向上
イグニッションコイルが劣化すると、スパークプラグへの点火が弱くなり、エンジンがかかりにくくなることがあります。
特に、朝一番の冷間時など、エンジンが冷えている状態では、始動不良を起こしやすくなります。
新しいイグニッションコイルに交換することで、力強い火花が供給され、エンジン始動性が向上します。 - アイドリングの安定化
イグニッションコイルの不具合は、アイドリングの不安定さを引き起こすことがあります。
エンジン回転数が不安定になったり、振動が大きくなったりする場合は、イグニッションコイルの劣化が疑われます。
交換により、安定したアイドリングを取り戻せる可能性があります。 - 加速性能の向上
イグニッションコイルが正常に機能していないと、加速時にパワー不足を感じることがあります。
アクセルを踏んでも加速が鈍い、スムーズに加速しないといった症状が現れる場合は、イグニッションコイルの点検・交換が必要です。
新しいイグニッションコイルは、最適な点火を促し、加速性能の向上に貢献します。 - 燃費の改善
イグニッションコイルの不具合は、燃費の悪化にも繋がることがあります。
点火不良による不完全燃焼は、燃料効率を低下させるためです。
イグニッションコイルを交換することで、燃焼効率が改善され、燃費の向上が期待できます。 - エンジン不調の解消
イグニッションコイルの不具合は、エンジン警告灯の点灯や、エンジンストール(エンスト)などの深刻なエンジン不調を引き起こす可能性があります。
これらの症状が現れた場合は、イグニッションコイルが故障している可能性が高いため、速やかに点検・交換する必要があります。 - 排気ガスの改善
不完全燃焼は、有害物質を含む排気ガスの増加にも繋がります。
イグニッションコイルを交換することで、燃焼効率が向上し、排気ガスの改善も期待できます。
イグニッションコイルは交換すべきか?

イグニッションコイルの不具合は、エンジン性能の低下や燃費の悪化、さらにはエンジン始動不能といった深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。
「交換した方が良いのは分かるけど、本当に交換すべきなのだろうか?」
と悩んでいる方のために、交換すべきケースと、もう少し様子を見て良いケースを解説します。
【 交換すべきケース 】
- エンジンがかかりにくい、またはかからない
イグニッションコイルの故障は、エンジン始動不良の代表的な原因の一つです。
セルモーターは回るのにエンジンがかからない場合は、イグニッションコイルの故障を疑いましょう。 - アイドリングが不安定
エンジン回転数が不安定で、振動が大きい場合も、イグニッションコイルが原因の可能性があります。 - 加速不良、出力低下
加速がスムーズでなく、パワー不足を感じる場合、イグニッションコイルの不具合が考えられます。 - 燃費の悪化
燃費が急に悪化した場合も、イグニッションコイルの故障が原因である可能性があります。 - エンジン警告灯が点灯している
エンジン警告灯が点灯している場合は、様々な原因が考えられますが、イグニッションコイルの故障もその一つです。
自己診断機能でエラーコードを読み取れば、より正確な原因を特定できます。 - 異音
エンジンルームから「カチカチ」といった異音が聞こえる場合、イグニッションコイルが正常に作動していない可能性があります。 - 排気ガスの異常
排気ガスが黒っぽくなったり、生ガソリン臭がする場合は、イグニッションコイルの不具合によって不完全燃焼が起こっている可能性があります。 - 既に走行距離が10万kmを超えている
イグニッションコイルの寿命は、一般的に10万km程度と言われています。
10万kmを超えている場合は、予防交換を検討しても良いでしょう。
【 もう少し様子を見て良いケース 】
- 症状が軽度で、頻度も低い
上記の症状が軽度で、発生頻度も低い場合は、もう少し様子を見ても良いでしょう。
ただし、症状が悪化する可能性もあるため、定期的に点検するようにしてください。 - 最近イグニッションコイルを交換した
最近イグニッションコイルを交換したばかりであれば、他の原因が考えられます。
イグニッションコイルを交換しても治らない

イグニッションコイルを新品に交換したにもかかわらず、エンジン不調が改善しない場合は、他の部分が原因となっている可能性があります。
いくつかの原因と対処法を以下に挙げてご紹介します。
- スパークプラグの不良
イグニッションコイルと同様に、スパークプラグもエンジンの点火に不可欠な部品です。
スパークプラグが劣化していたり、適切な熱価のプラグが使用されていない場合は、イグニッションコイルを交換してもエンジン不調は改善しません。
スパークプラグの状態を確認し、必要に応じて交換しましょう。 - プラグコード/イグニッションコイルハーネスの不良
プラグコードやイグニッションコイルハーネスが劣化していたり、断線していると、スパークプラグに電気が届かず、エンジン不調を起こします。
目視点検やテスターを用いた導通チェックで不良箇所がないか確認し、必要に応じて交換しましょう。 - 燃料系統のトラブル
燃料ポンプやインジェクターの不具合、燃料フィルターの詰まりなど、燃料系統にトラブルがあると、エンジン不調の原因となります。
燃料圧力の測定やインジェクターの噴射量の点検など、専門的な診断が必要です。 - 空気量センサーの不良
空気量センサーが故障していると、エンジンに供給される空気の量が適切に制御されず、エンジン不調を起こす可能性があります。
空気量センサーの点検や清掃、交換が必要になる場合があります。 - 圧縮圧力の低下
エンジンのシリンダー内の圧縮圧力が低下していると、正常な燃焼が行われず、エンジン不調の原因となります。
コンプレッションゲージを用いて圧縮圧力を測定し、必要に応じてエンジン内部の修理が必要になります。 - ECUの故障
ECU(エンジンコントロールユニット)は、エンジンの制御を行うコンピューターです。
ECUが故障していると、様々なエンジン不調を引き起こす可能性があります。
ECUの診断や交換が必要になる場合があります。 - その他
上記以外にも、様々な原因が考えられます。
例えば、クランク角センサーやカム角センサーの故障、タイミングベルトのずれなども、エンジン不調の原因となることがあります。
イグニッションコイル交換後、慣らし運転は必要ですか?
イグニッションコイルを交換した後、慣らし運転は基本的に不要です。
イグニッションコイルは、スパークプラグに高電圧を供給する部品であり、エンジン内部の機械的な部品ではありません。
そのため、交換後に部品同士を馴染ませる必要はなく、慣らし運転を行っても特に効果はありません。
交換後すぐに通常通り運転しても問題ありません。
【 交換後に確認すべきこと 】
慣らし運転は不要ですが、イグニッションコイル交換後には、以下の点を確認することをおすすめします。
- エンジン警告灯が消えているか
交換前にエンジン警告灯が点灯していた場合は、交換後に消灯しているか確認しましょう。 - エンジン不調が改善されているか
エンジンのかかり具合、アイドリングの安定性、加速性能などを確認し、交換前に発生していたエンジン不調が改善されているか確認しましょう。 - 異音や振動がないか
エンジンルームから、異音や振動が発生していないか確認しましょう。
【 交換後に不具合が発生した場合 】
イグニッションコイル交換後に、新たな不具合が発生した場合は、交換作業に問題があった可能性があります。
例えば、配線の接続不良や、イグニッションコイルの取り付け不良などが考えられます。
また、交換したイグニッションコイルが不良品である可能性もゼロではありません。
交換後に不具合が発生した場合は、すぐに整備工場に相談しましょう。
イグニッションコイル交換は効果ある?│効果、注意点など

イグニッションコイルはエンジンの点火システムの要であり、その交換はエンジン パフォーマンスに大きな影響を与えます。
交換による効果、交換すべきケース、費用、注意点、そして強化イグニッションコイルのメリット・デメリットなどを解説しました。
イグニッションコイルが車の走りに与える影響
イグニッションコイルは、ガソリンエンジンにおいて、スパークプラグに火花を飛ばすための高電圧を発生させる、いわばエンジン点火システムの心臓部と言える重要な部品です。
【 エンジン点火の要となるイグニッションコイルの役割 】
イグニッションコイルは、エンジンのスパークプラグに火花を飛ばすために必要な高電圧を作り出す重要な部品です。
車のバッテリーから供給される約12Vの低電圧を、約20,000〜35,000Vの高電圧へと変圧し、点火プラグに供給します。
これにより、シリンダー内でガソリンと空気の混合気に点火し、爆発を起こしてエンジンを動かすエネルギーを生み出します。
内部構造は、一次コイルと二次コイルという2種類のコイル巻線からなっています。
一次コイルに流れる電流を制御することで磁界が発生・消失し、その変化によって二次コイルに高電圧が誘導されます。
この高電圧がスパークプラグに伝わり、火花放電を作り出す仕組みです。
現代のイグニッションシステムは、ECUの制御により点火タイミングが精密に調整されており、エンジンの性能と燃費効率に大きく影響します。
【 点火系チューニングで引き出す車の潜在能力 】
イグニッションコイルなどの点火系パーツをチューニングすることで、エンジンの潜在能力をより引き出すことが可能です。
強力な火花を安定して供給できる高性能なコイルに交換することで、燃焼効率が格段に向上します。
燃焼効率が良くなると、混合気の着火がスムーズに行われ、パワーやトルクが向上し、アクセルレスポンスも改善されます。
また、燃焼不良による失火を防ぎ、エンジンの安定稼働や燃費改善にもつながるため、走行性能の底上げが期待できます。
さらに、チューニング用の点火パーツは、単に部品を交換するだけでなく、点火タイミングの最適化や多段階点火制御など高度な制御技術を併せ持つ製品も多くあります。
これらを組み合わせることで、旧車や純正状態では引き出せなかった性能の向上が実現できます。
【 マルチスパーク技術による燃焼効率の向上 】
マルチスパーク技術は、従来の単一スパーク点火から一歩進んだ複数回の火花放電を行う先進的な点火システムです。
この技術では、1回目の点火で生成された火炎核に対し、さらに2回目以降のスパークでエネルギーを加えることで火炎の成長を促進し、燃焼速度を大幅に向上させます。
結果として、燃料と空気の混合気がより効率的かつ高速に燃焼し、エンジンの燃焼効率が改善されます。
さらに、高速で複数回スパークを繰り返すために必要な高性能イグニッションコイルや制御技術が開発されており、これにより点火エネルギーのロスを最小限に抑えた効率的な燃焼が実現されています。
市販のチューニングパーツでもマルチスパーク機能を持つ製品があり、これを導入することでエンジンのパワーアップや燃費向上が期待できます。
交換で得られる効果と費用
【 交換による体感できる走行フィーリングの変化 】
イグニッションコイルを交換すると、走行フィーリングに明らかな変化を体感できます。
具体的には、エンジンの始動がスムーズになり、アクセルを踏んだ時のレスポンスが良くなることが多いです。
低速トルクが増すため坂道や合流時でも力強く加速でき、走行中のエンジン振動が軽減されるため、乗り心地が向上します。
また、燃焼効率が改善することで燃費が良くなったと感じるケースも少なくありません。
特にイグニッションコイルが劣化している車では、アイドリングが不安定であったり、加速時にもたつきやエンジンのカン高い音を感じることが多くあります。
それらのトラブルが解消されるため、走行が快適になります。
交換後はエンジン音が静かになったと感じるドライバーも多く、全体的に車の調子が良くなった印象を持つことがほとんどです。
【 イグニッションコイル交換にかかる費用と専門業者への依頼 】
イグニッションコイルの交換費用は、車種やイグニッションコイルの種類、そして交換を依頼する業者によって異なります。
- 部品代
イグニッションコイルの部品代は、1個あたり5,000円~15,000円程度が相場です。
国産車よりも輸入車の方が高価な傾向があります。
また、高性能な社外品イグニッションコイルは、純正品よりも高価な場合があります。 - 工賃
イグニッションコイルの交換工賃は、車種によって異なりますが、1個あたり2,000円~5,000円程度が相場です。
交換するイグニッションコイルの数が増えるほど、工賃も高くなります。 - 専門業者への依頼を推奨
イグニッションコイルの交換は、一見簡単そうに見えますが、実際にはある程度の専門知識と技術が必要です。
特に、配線作業が必要な場合は、誤った配線をしてしまうと、他の電装部品に悪影響を及ぼす可能性があります。 - 自己交換のリスク
自己交換は可能ですが、誤った取り付けが思わぬ故障を招く危険性があります。
専門的な知識と工具が必要な作業のため、信頼できる業者に依頼することをお勧めします。
イグニッションコイル交換したらecuリセット必要?

イグニッションコイルを交換した後にECU(エンジンコントロールユニット)のリセットは、基本的に不要です。
イグニッションコイルは、エンジンの点火システムの部品であり、ECUのリセットが必要な部品ではありません。
交換後、ECUは自動的に新しいイグニッションコイルに適応し、最適な点火制御を行います。
【 ECUリセットが必要なケース 】
ただし、以下の場合はECUリセットが必要になる場合があります。
- 交換前にエンジン警告灯が点灯していた場合
イグニッションコイルの故障が原因でエンジン警告灯が点灯していた場合、交換後にECUリセットを行うことで、警告灯が消灯します。 - 交換後にエンジン不調が続く場合
イグニッションコイルを交換してもエンジン不調が改善しない場合は、ECUに異常が記憶されている可能性があります。
ECUリセットを行うことで、不調が改善される場合があります。 - 特定の車種の場合
一部の車種では、イグニッションコイル交換後にECUリセットを行う必要がある場合があります。
車両の取扱説明書を確認するか、整備工場に相談しましょう。
【 ECUリセットの方法 】
ECUリセットの方法には、以下の2つの方法があります。
- バッテリーターミナルを外す
バッテリーのマイナス端子を外し、数分間放置することで、ECUのメモリーをリセットすることができます。 - 診断機を使用する
整備工場などで使用されている診断機を使って、ECUリセットを行うことができます。
【 ECUリセット時の注意点 】
バッテリーターミナルを外してECUリセットを行う場合は、以下の点に注意が必要です。
- メモリーバックアップ
オーディオやナビなどの設定が初期化される場合がありますので、事前にメモリーバックアップを行うか、設定情報をメモしておきましょう。 - セキュリティシステム
セキュリティシステムが作動し、エンジンが始動できなくなる場合があります。
セキュリティシステムの解除方法については、車両の取扱説明書を確認しましょう。
イグニッションコイル交換は自分で可能?
イグニッションコイルの交換は、車種やイグニッションコイルの種類によっては、DIYでも可能な場合があります。
しかし、ある程度の知識と技術、そして適切な工具が必要となります。
【 DIY交換が可能なケース 】
- イグニッションコイルがエンジンルームの上部に設置されている
交換作業が比較的容易なため、DIYでもチャレンジしやすいです。 - プラグコード式の場合
プラグコードを外して、イグニッションコイルを固定しているボルトを外すだけで交換できるため、比較的簡単です。 - ダイレクトイグニッション式で、カプラーオンで交換できるタイプの場合
コネクターを外して、イグニッションコイルを固定しているボルトを外すだけで交換できるため、比較的簡単です。
【 DIY交換が難しい、または避けるべきケース 】
- イグニッションコイルがエンジンルームの奥深くに設置されている
交換作業が難しく、工具も特殊なものがいる場合があります。 - エンジンカバーやエアクリーナーボックスなど、他の部品を取り外す必要がある
他の部品の取り外しに手間がかかり、難易度が高くなります。
また、他の部品を破損してしまうリスクもあります。 - 配線加工が必要な場合
誤った配線をしてしまうと、他の電装部品に悪影響を及ぼす可能性があります。
【 DIY交換の手順(簡単なケース) 】
- エンジンを停止し、キーをオフにします。
- ボンネットを開け、イグニッションコイルの位置を確認します。
- イグニッションコイルに接続されているコネクターやプラグコードを外します。
- イグニッションコイルを固定しているボルトを外し、イグニッションコイルを取り外します。
- 新しいイグニッションコイルを取り付け、ボルトを締めます。
- コネクターやプラグコードを接続します。
- エンジンをかけて、正常に作動するか確認します。
イグニッションコイル交換の注意点は?

イグニッションコイル交換の注意点として、まず作業時はエンジンを完全に冷ましてバッテリーのマイナス端子を外すなど、安全対策を徹底することが重要です。
交換手順は、周辺のエンジンカバーや機器を慎重に取り外し、コネクターや固定ボルトを外して新しいコイルに交換しますが、部品の扱いやネジの紛失に注意しましょう。
- 全数交換を推奨
イグニッションコイルはエンジンの気筒ごとに装着されているため、故障した1本だけでなく、可能であれば全数交換を推奨します。
これは、他のコイルも劣化が進んでいる可能性が高く、部分的な交換では再度不具合が起きやすいためです。 - スパークプラグの同時交換
イグニッションコイル交換時には、スパークプラグの点検・同時交換が非常に重要です。
摩耗したプラグを使い続けるとコイルに負荷がかかり、故障リスクが高まります。 - コネクターなどの取り扱い
交換作業中にコネクターやカプラーロックの破損、端子の腐食による接点不良が起こりやすいため、これらの点も注意深く確認・整備する必要があります。
装着後はエンジンを始動して、正常作動の確認を必ず行ってください。
強化イグニッションコイルのデメリットは?
強化イグニッションコイルのデメリットは、主に以下の点が挙げられます。
- 寿命が短くなる傾向
強化コイルは高出力を維持するためにコイル内に流れる電流が増加し、発熱量も純正品より大きいです。
そのため、熱による劣化が早まりやすく、結果として交換頻度が高くなる場合があります。 - 純正ECUとの相性問題
純正ECUで動作させている車両では、ドエルタイム(点火コイルの充電時間)の上限が短く設定されています。
そのため、強化コイルの性能を十分に活かせず、誤動作や故障のリスクがあることもあります。
社外ECUやROM書き換えがされていない車では、注意が必要です。 - エンジン不調を招く危険も
適切な取り付けや点火系統の総合的な整備が伴わないと、逆にエンジン不調を招く危険もあるため、専門知識を持ったプロに相談しながら導入することが望ましいです。
総括│イグニッションコイル交換は効果ある?
イグニッションコイルの交換は、エンジンの性能安定や加速レスポンス向上、燃費改善に大きな効果があります。
劣化したコイルを新品に交換することで、エンジンの始動がスムーズになり、アイドリング時の振動も軽減します。
また、燃焼効率が向上するため、低速トルクの増加や吹き上がりの良さを実感でき、快適な走行が可能になります。
10万kmを超えた車両やエンジンの不調が見られる場合は、早めの点検と交換をおすすめします。