街中で目をひくあざやかな赤い車。そのハンドルをにぎる男のすがたに、あなたはなにを感じるでしょうか。
「自信家」「目立ちたがり」「あるいは情熱家」――。
じつは、あえてこの色をえらぶ心理の裏側には、たんなる自己顕示欲を超こえたふかい裏付けが存在します。
この記事では、周囲の目と自己肯定感、性格と行動指針、対人・恋愛への影響といったアプローチで、赤い車に乗る男の心理を解剖していきます。
なぜかれらは数ある色のなかから「赤」を相棒にえらんだのか。その選択がしめす、いっぽ先行くライフスタイルと男の美学にせまります。
記事のポイント
自己肯定感がたかく、周囲にながされない強い意志をもっている
赤の視覚効果で、心身ともに活動的で情熱的な性格がおおい
女性には「強さ」と「余裕」を感じさせ、好印象をあたえる
高い視認性で安全面でも有利であり、現代では資産価値もたかい
愛車を大切にする一途な姿勢が、誠実な恋愛タイプにつながる
目 次
赤い車に乗る男の心理

赤い車をえらぶ男性の心理は、「自己実現へのつよい意志と、群れに埋没しない勇気」です。
自動車市場において、リセールバリューや無難さを優先すれば、白や黒をえらぶのが「合理的」な選択とされます。しかし、あえて赤をえらぶという行為は、論理をこえた「情熱」や「直感」を優先するプロセスのあらわれです。
また、赤がもつダイナミズムは、オーナーに若々しさと行動力をうながします。かれらにとって車は、たんなる移動の道具ではなく、人生のテンションを一段階ひきあげるための「ブースター」のような存在なのです。
赤い車は恥ずかしい?
「赤い車に乗るのは気はずかしい」という感覚は、日本特有の「周囲との調和(同調性)」をおもんじる文化からくるものでしょう。
しかし、それは現代のモビリティ社会においてもったいない思いこみです。白・黒・シルバーが圧倒的多数をしめるなかで、赤をえらぶことは確かに「目だつ」行為です。しかし、赤を敬遠する心理のウラには「めだってはいけない」「自慢しているとおもわれたくない」という日本人的な自意識過剰がひそんでいます。
周囲の視線を「はずかしさ」ととらえるか、「あこがれ」ととらえるか。その境界線は、オーナー自身の自信にゆだねられています。周囲に埋没することを美徳とする時代はおわり、個性としての赤をどうどうと乗りこなすスタイルが、今の都会的なセンスに合致しているといえます。
赤の車を選ぶ人はどういう性格ですか?
赤をえらぶ男性の性格を分析すると、「エネルギーのかたまり」であり、「自己肯定感がたかい」傾向にあります。色彩心理学において、赤はアドレナリンを分泌させ、心拍数をあげる効果があるとされています。これをえらぶ人は、受動的ではなく能動的、つまり自分の人生を自分でコントロールしたいという欲求がつよいといえます。
また、意外かもしれませんが、赤をえらぶ人は「孤独につよい」側面もあります。マジョリティ(多数派)である白や黒をえらばず、あえて「目だつリスク」をとれるのは、他人の評価軸ではなく自分の直感をしんじている証拠です。リーダーシップがあり、決断がはやく、なにごとにも情熱的。
いっぽうで、すこし短気な一面や、つねに刺激をもとめる「飽き性」な部分もあるかもしれません。しかし、それらはすべて「現状維持をきらう」というポジティブなエネルギーの裏返しです。赤い車のハンドルをにぎる男性は、つねに「いまここ」ではないどこかへ、自分をたかめていこうとするハングリー精神のもち主であるといえるでしょう。
赤い車は女性受けがいい?

「赤い車はモテるのか?」という疑問にたいして、「条件つきのイエス」ということができます。
まず、色彩があたえる心理的影響として、女性は「赤」を身につけている、あるいは所有している男性にたいして、生存本能的に「つよさ」や「支配力」を感じるという研究結果があります。これは生物学的なバイアスにちかいものです。
ただし、ここで重要なのは「清潔感」と「車格とのマッチング」です。泥だらけのふるい赤い車は、たんに「変わった人」という印象をあたえかねません。しかし、手いれのいきとどいたあざやかな赤は、女性の目には「この人は自分のこだわりをたいせつにし、それをいじする経済力と心のよゆうがある」とうつります。
また、赤は情熱の象徴ですから、初対面のデートで赤い車であらわれることは「あなたを特別におもっている」という非言語メッセージになりえます。ただし、あまりに攻撃的なスポーツカーの赤は、相手に「自己中心的」という印象をあたえるリスクもあります。SUVやラグジュアリーセダンの赤をえらぶのが、現代的な「女性受け」の最適解といえるでしょう。
赤い車が似合う人のタイプは?

赤い車がにあうのは、「内面のエネルギーが外見ににじみでている人」です。
ファッションでいえば、全身黒ずくめのなかに一点の赤をさすような、コントラストを理解しているタイプ。また、年齢をかさねて「顔にふかみがでてきた男性」ほど、赤はにあいます。
若者が赤い車に乗ると車にまけてしまうことがありますが、40代、50代の男性がつかいこまれたレザージャケットをはおるように赤い車を乗りこなすすがたは、非常にダンディといえます。
具体的な職業でいえば、クリエイティブ職や経営者など、自分の名前で仕事をしている人ににあいます。また、休日を全力でたのしむアクティブな性格の人も、赤のもつダイナミズムと共鳴します。逆に、つねに周囲の顔色をうかがい、波風をたてたくないという慎重派には、赤はすこし重荷になるかもしれません。
赤い車がにあう人は、車の色にまけない「声のトーン」や「歩きかた」を持っており、車をたんなる移動手段ではなく、自己表現の「拡張パーツ」としてとらえている人です。
車の赤色は良くないですか?

「赤は事故率がたかい」「売却時にやすい(リセールバリューがひくい)」といったネガティブなうわさをきくことがありますが、これらは現代ではかならずしもただしくありません。事故率にかんしては、色彩学的には赤は「進出色」であり、実際よりもちかくにみえるため、むしろ追突されにくいという説もあります。
リセールバリューについても、かつては白・黒が絶対有利でしたが、現在は特定の車種(たとえばマツダのSUVや、フェラーリ、欧州のスモールカーなど)においては、赤こそが「正解の色」としてたかく評価されます。
むしろ、ありふれた白を選ぶよりも、中古車市場で「どうしてもこの色のこの車がほしい」という特定のファンにたかく売れるケースもふえています。
さらに、環境面では、赤は太陽光の反射率が白よりひくいため車内温度があがりやすいという物理的特性がありますが、近年の断熱ガラス技術の向上により、その差は実用上無視できるレベルです。つまり、「赤はよくない」という根拠は現代のテクノロジーと市場心理においては、ほぼ解消されているのです。
赤い車に乗る男の心理│赤の効果、恋愛タイプなど

赤い車がもたらす影響は、個人の心理にとどまらず、周囲との人間関係や恋愛観にまで波及します。
恋愛面において、赤い車に乗る男性は「エスコートをたのしむロマンチスト」がおおい傾向にあります。
また、赤という情熱的な色をえらべる決断力は、いざというときの頼りがいとしてパートナーに安心感をあたえます。
赤い車を乗りこなす男たちは、人生というながいロードムービーにおいて、つねに主役でありつづけることをえらんだ人々といえるでしょう。
科学・統計から見る赤の効果とは?
赤が人間にあたえる生理的影響は、科学的に証明されています。
赤をみると、自律神経を刺激し、体温や血圧をわずかに上昇させることがしられています。これは「戦い」や「愛」を司る交感神経が優位になるためで、赤は心理的なブーストをかける色として注目されます。
また、「青い車はとおくに感じる(後退色)ため事故にあいやすい」といわれますが、赤は視認性がたかく、薄暗い夕暮れどきでも認識されやすい色です。
さらに、「赤い車のドライバーは、より自信に満ちた運転をする傾向がある」といわれています。これは乱暴という意味ではなく、意志決定が明確であるということです。
科学的にみて、赤はドライバーの意識を覚醒させ、周囲への存在感をたかめる、「安全かつエネルギッシュな」選択といえます。
年代・車種による赤の印象変化とは?

赤の印象は、えらぶ車種とオーナーの年代によって変化します。
たとえば、20代がコンパクトカーの赤に乗れば「フレッシュでスポーティ」な印象になりますが、50代が高級セダンや大型SUVのふかいメタリックレッドに乗れば「成熟した大人の色気」へと昇華されます。
車種によるちがいも顕著です。イタリア車(フェラーリやアルファロメオ)の赤は「伝統と情熱」を象徴し、ドイツ車の赤は「精密な機械のなかにある熱量」を感じさせます。いっぽう、国産SUVにおける赤は「都会的なセンス」の象徴です。
近年、マツダが展開した「匠塗(TAKUMINURI)」などの技術により、赤の質感が「おもちゃっぽさ」から「工芸品の美しさ」へと進化したことも、印象変化の大きな要因です。
かつてのように「赤=若い人の色」という図式はくずれ、いまや赤は、人生の経験値を積んだ大人がえらぶ「おちつきのある情熱」を表現する色へと進化をとげたのです。
スポーツカーに乗る男の性格は?
赤いスポーツカーを選ぶ男性は、非常にストレートな心理のもちぬしです。
かれらは「機能美」と「速さ」という、目にみえる価値を重視します。性格的には、競争心がつよく、目標達成にむけて一直線にすすむタイプがおおく、つねに「昨日より速く、よりたかく」という成長意欲がねむっています。
また、スポーツカーは居住性や積載性を犠牲にする乗りものです。それをあえてえらぶのは、「自分にとってなにが大切か」を明確に理解しており、ムダをそぎおとす決断力があることをしめしています。
他人にどうみられるかよりも、自分がハンドルをにぎったときにどう感じるか。その「主観的な充足感」を最優先する、ある種のナルシシズムとストイックさが同居した性格といえます。
赤いスポーツカーに乗る男は、自分の人生をつねに「サーキット」のように緊張感と歓喜で満たしていたいとかんがえているのです。
車が好きな男の心理は?

車を愛する男性にとって、自動車はたんなる移動手段ではなく「自己拡張」です。
心理学的には、車は「鎧(よろい)」であり、同時に「第二の皮膚」でもあります。とくに車好きの男性は、自分の能力やステータス、あるいは内面的な美学を、鉄とガラスのかたまりに投影しています。
かれらが洗車に何時間もついやしたり、エンジン音に耳をすませたりするのは、自分自身のコンディションをととのえる儀式にちかいものです。車をケアすることは、自分をケアすることと同義なのです。
また、車は「自分だけの聖域」でもあります。社会生活において家族や上司、部下という役割から解放され、唯一「自分自身のままでいられる空間」が車内です。車好きな男の心理の根底には、自由への渇望と、愛着あるものをまもりぬきたいという騎士道精神にちかい独占欲がひそんでいます。
彼らにとって、愛車は人生という旅をともにする、もっとも信頼できる「相棒」なのです。
車好きの男性の恋愛タイプは?

赤い車を好むような車好きの男性の恋愛スタイルは、「いちずで、すこし独占欲がつよい」のが特徴です。
愛車を細部までメンテナンスするように、パートナーにたいしてもこまやかな気配りをし、大切にまもろうとする騎士道精神をもっています。いっぽうで、車へのこだわりがつよいぶん、自分の世界観を理解してほしいという欲求もつよめです。
かれらは「プロセス」をたのしみます。ドライブの目的地だけでなく、そこにいたるまでの道筋や会話、BGMなど、空間全体をプロデュースすることによろこびを感じます。恋愛においても、たんなる結果より、二人ですごす時間の「質感」を重視するタイプです。
ただし、車にお金をかけすぎる傾向があるため、金銭感覚にかんしては、パートナーとしっかりはなしあう必要があるかもしれません。しかし、一度「これだ」と決めた車をながくめでる男性は、浮気心もすくなく、パートナーにたいしてもふかい愛情をそそぎつづける、誠実な恋人になる可能性がたかいといえるでしょう。
赤い車に乗る男の心理│総括
赤い車に乗る男の心理とは、自分の内なる情熱に素直であり、周囲の同調圧力に屈しない「個のつよさ」の象徴です。
赤という色は、乗るものだけでなく、見るものにもエネルギーをあたえます。赤い車をえらぶことは、現代において理にかなった、感性ゆたかな選択であるといえるでしょう。
ときには、そのつよすぎる個性が「こだわり」として恋愛や人間関係に摩擦を生むこともありますが、それこそが退屈な日常を打破するスパイスとなります。
もしあなたが今、車の色で迷っているのなら、自分のなかの「熱量」を信じてみませんか。赤い車は、あなたをただの「ドライバー」から、自分の人生をドライブする「主人公」へと変えてくれるはずです。