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夜の安心を取り戻せ!ヘッドライトがしばらくすると消える原因を探る

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点灯しているヘッドライト

夜道を走る時、なくてはならないヘッドライト。
もし、走行中にヘッドライトが急に消えたら、と思うとゾッとしませんか?

実際に「ヘッドライトがしばらくすると消える」という症状に悩まされているドライバーも少なくありません。
点灯してしばらくすると消える、あるいは点滅を繰り返すなど、その症状は様々です。
これは単なる接触不良でしょうか?
それとも重大な故障の前兆でしょうか?

ヘッドライトの不調は、夜間走行の安全性を大きく損なう危険な問題です。
この記事では、ヘッドライトがしばらくすると消える原因を探り、適切な対処法について解説します。

安心して運転できるよう、ヘッドライトのトラブルについて一緒に考えていきましょう。

記事のポイント

主な原因は、バルブの寿命、ヒューズ切れ、配線の接触不良
リレーの故障、ライトスイッチの故障、車両側のコンピュータの不具合の場合も
HIDヘッドライトの場合、イグナイターやバラストの故障が考えられる
HIDライトが劣化したとき、「ジー」という異音や点灯初期に色変化がある

ヘッドライトがしばらくすると消える原因

ヘッドライトのバルブ点検

ヘッドライトが点いたり消えたりするけど故障かな?
ヘッドライトが片方つかないときの原因は?

ヘッドライトは、夜間走行時に道路状況を的確に見るために不可欠です。
でも、時々ヘッドライトがしばらくすると消えるといった不具合を経験することがあります。
この現象は、単なる接触不良というより、ある程度深刻な故障のサインを示している可能性があります。

ヘッドライトが点いたり消えたりするけど故障かな?

ヘッドライトが点いたり消えたりする、断続的に点灯しないという症状は、安全運転に関わる重大な問題です。
原因は一つとは限らず、様々な要因が考えられます。
早急に原因を特定し、適切な対処をすることが大切です。

  1. バッテリーの劣化・電圧不足
    バッテリーが劣化していると、十分な電圧を供給できなくなり、ヘッドライトが不安定になることがあります。
    特にエンジン始動時や、他の電装品を多く使用している時に症状が出やすいです。
    バッテリーの電圧をテスターで計測し、規定値よりも低い場合はバッテリー交換が必要です。
  2. 配線の接触不良
    ヘッドライトの配線コネクタ部分の接触不良、もしくは配線の断線・ショートなどが原因で、電気が正しく流れず、点灯不良を起こすことがあります。
    コネクタ部分の清掃や、損傷している配線の交換が必要です。
  3. ヒューズ切れ
    ヘッドライトのヒューズが切れていると点灯しません。
    ヒューズボックスを確認し、切れている場合は交換します。
    ただし、ヒューズが切れる原因を特定することが重要です。
    単に交換するだけでは、すぐにまた切れてしまう可能性があります。
  4. バルブ(電球)の寿命
    ヘッドライトのバルブ(電球)には寿命があり、寿命が近づくと点灯が不安定になることがあります。
    ハロゲンバルブの場合、フィラメントが断線間近になると点滅することがあります。
    HIDバルブの場合も、バーナーの劣化により同様の症状が出ます。
    LEDバルブの場合は、内部の部品の故障が考えられます。
    バルブを交換することで改善されます。
  5. HIDヘッドライトの場合、イグナイターやバラストの故障
    HIDヘッドライトは、ハロゲンランプと異なり、イグナイターやバラストといった部品が使用されています。
    これらの部品が故障すると、ヘッドライトが点灯しなかったり、点滅したりすることがあります。
  6. リレーの故障
    ヘッドライトの回路には、リレーと呼ばれるスイッチが使用されている場合があります。
    このリレーが故障すると、ヘッドライトが正常に作動しなくなることがあります。
  7. ライトスイッチの故障
    ヘッドライトのスイッチ自体が故障している可能性もあります。
    スイッチの接点不良などが考えられます。
  8. 車両側のコンピュータの不具合
    最近の車両には、ヘッドライトの制御にコンピュータが関わっている場合があります。
    このコンピュータに不具合が生じると、ヘッドライトの動作に異常が発生することがあります。

上記以外にも、車種特有の原因も考えられます。
ご自身で原因を特定するのが難しい場合は、お近くの整備工場にご相談ください。

ヘッドライトが片方つかないときの原因は?

片方のヘッドライトが点灯しない場合、視界が悪くなるだけでなく、対向車にも認識されにくくなり、大変危険です。
片方だけ点灯しない場合、いくつかの原因が考えられます。
速やかに原因を特定し、適切な対処が必要です。

  1. バルブ(電球)の切れ
    最も一般的な原因は、バルブの寿命です。
    ハロゲン、HID、LED、どのタイプのバルブにも寿命があり、切れてしまうと点灯しなくなります。
    片方だけ切れている場合は、反対側のヘッドライトも近いうちに切れる可能性が高いので、左右両方のバルブを同時に交換することをおすすめします。
  2. ヒューズ切れ
    ヘッドライトは左右独立したヒューズで保護されていることが多いです。
    片方のヒューズが切れていると、対応する側のヘッドライトが点灯しません。
    ヒューズボックスを確認し、切れている場合は交換しましょう。
    ただし、ヒューズ切れは根本的な原因ではなく、何らかの過電流が流れた結果です。
    単に交換するだけでなく、原因を特定することが重要です。
  3. 配線の断線・接触不良
    ヘッドライトバルブにつながる配線が断線していたり、コネクタ部分の接触不良が起きていると、電気が流れず点灯しません。
    振動や経年劣化、事故などが原因で起こることがあります。
    配線の点検を行い、断線箇所があれば修理、接触不良があれば清掃もしくはコネクタ交換が必要です。
  4. HIDヘッドライトの場合、バラスト・イグナイターの故障
    HIDヘッドライトは、ハロゲンバルブと異なり、バラストとイグナイターという部品が必要です。
    これらの部品が故障すると、ヘッドライトが点灯しなくなることがあります。
    特にイグナイターは寿命があるため、片側が故障したら、もう片方も近いうちに故障する可能性があります。
  5. LEDヘッドライトの場合、LEDユニットの故障
    LEDヘッドライトは、LEDユニット自体が故障する可能性があります。
    この場合は、ユニットごとの交換が必要になります。
  6. 車両コンピュータの不具合 (一部車種)
    一部の車種では、ヘッドライトの点灯を車両コンピュータが制御しています。
    コンピュータに不具合が発生すると、片方のヘッドライトが点灯しなくなることがあります。
  7. ロービーム/ハイビームスイッチの故障
    稀なケースですが、ロービーム/ハイビームを切り替えるスイッチが故障し、特定のモードでしか点灯しない場合があります。
    スイッチの動作確認を行い、必要に応じて交換が必要です。

上記以外にも、車種特有の原因も考えられます。
ご自身で原因を特定するのが難しい場合は、お近くの整備工場へご相談ください。

ヘッドライトがしばらくすると消える原因│HIDの特性

ヘッドライトバルブを外す

HIDヘッドライトの寿命はどのくらいですか?
HIDライトが劣化したときの症状は?
HIDヘッドライトの欠点は何ですか?
総括│ヘッドライトがしばらくすると消えるのは故障?

ヘッドライトがしばらくすると消える症状は、必ずしも完全な故障とは言い切れませんが、何らかの不具合や劣化のサインである可能性が高いです。
HIDヘッドライトの場合は、特有の電気的な問題や放熱不足による故障も多く見られます。
特に点灯後に不安定になったり片側だけつかない場合は、早めの専門的な点検が必要です。

HIDヘッドライトの寿命はどのくらいですか?

HID(高輝度放電管式)ヘッドライトは、ハロゲンランプに比べて明るく、寿命が長いのが特徴です。
しかし、HIDヘッドライトも消耗品であり、いずれは交換が必要になります。
その寿命は、使用状況や環境、製品の品質によって大きく異なりますが、一般的には2,000時間~5,000時間と言われています。

これは、1日2時間点灯させた場合で計算すると、約3年~7年程度に相当します。
しかし、実際には、もっと早く寿命を迎えるケースも少なくありません。

例えば、以下のような要因がHIDヘッドライトの寿命を縮める可能性があります。

・頻繁な点滅
エンジン始動時やパッシングなどで頻繁に点滅させると、バーナーへの負担が大きくなり、寿命が短くなります。
・振動
悪路の走行などによる振動も、バーナーのフィラメントにダメージを与え、寿命を縮める原因となります。
・電圧の不安定さ
バッテリーの劣化や電気系統のトラブルなどにより電圧が不安定になると、バーナーの寿命に悪影響を及ぼします。
・品質の低いバーナーの使用
安価な粗悪品は、寿命が短いだけでなく、明るさや配光性能も劣る場合があります。

HIDライトが劣化したときの症状は?

HIDライトが劣化したときの症状は、いくつかあります。
安全運転に支障をきたす可能性もあるので、注意深く観察し、早めの交換を検討しましょう。

  1. 点灯初期の色変化
    ・ピンク色や紫色を帯びる
    これはバーナー内部の金属ハロゲン化物が劣化し、本来の色温度を維持できなくなっている兆候です。
    ・ちらつき
    点灯直後にちらついたり、安定するまでに時間がかかるようになる。
  2. 明るさの低下
    ・以前より暗くなったと感じる
    徐々に明るさが低下していくため、気づきにくい場合もありますが、明らかに暗いと感じるようになったら交換時期です。
    ・照射範囲が狭くなる
    光量が不足するため、照射範囲が狭くなり、視界が悪くなります。
  3. 点灯不良
    ・点灯しない、または点滅する
    バーナーの寿命が尽きかけているサインです。
    ・片側だけ点灯しない
    バルブ切れだけでなく、バラストやイグナイターの故障も考えられます。
  4. 異音
    ・「ジー」という異音
    バラストやイグナイターから異音がする場合は、故障の可能性が高いです。
  5. 色温度の変化
    ・青白い光から黄色っぽい光へ変化
    バーナー内部のガスが劣化しているサインです。

これらの症状が現れたら、HIDバーナー、バラスト、イグナイターなど、HIDシステムのいずれかの部品が劣化している可能性が高いです。
放置すると、最悪の場合、走行中にヘッドライトが消えてしまい、危険な状況に陥る可能性もあります。

HIDヘッドライトの欠点は何ですか?

正常なHIDヘッドライト

HIDヘッドライトはハロゲンランプに比べて明るく、寿命も長いというメリットがありますが、一方でいくつかの欠点も存在します。
HID化を検討している方、あるいは既にHIDヘッドライトを使用している方は、これらの欠点も理解しておくことが大切です。

  1. 高価格
    HIDヘッドライトは、ハロゲンランプに比べて初期費用が高額です。
    バーナーだけでなく、バラストやイグナイターなどの部品も必要となるため、交換費用も高くなります。
  2. 複雑な構造
    HIDヘッドライトは、ハロゲンランプよりも構造が複雑です。
    そのため、故障した場合の修理費用も高額になる傾向があります。
    また、DIYでの交換も難しく、専門知識が必要です。
  3. 点灯までのタイムラグ
    HIDヘッドライトは、点灯直後から最大光量に達するまで、数秒のタイムラグがあります。
    ハロゲンランプのように瞬時に明るくなるわけではないため、瞬時に明るさを必要とする場面では、やや不便に感じるかもしれません。
  4. 配光調整の必要性
    HIDヘッドライトは、ハロゲンランプに比べて光量が大きいため、正しく調整されていないと対向車を眩惑させてしまう可能性があります。
    そのため、取り付け後には必ず配光調整を行う必要があります。
    また、バルブ交換後も再調整が必要な場合があります。
  5. 電力消費量
    HIDヘッドライトは、点灯初期に大きな電力を消費します。
    バッテリーへの負担が大きいため、バッテリーの状態が悪い場合は、他の電装品の動作に影響を与える可能性があります。
  6. ラジオノイズ
    一部のHIDキットでは、ラジオにノイズが入ることがあります。
    これは、HIDヘッドライトが発生させる電磁波が原因です。
    ノイズの影響を受けにくい、高品質なキットを選ぶことが重要です。
  7. バーナー切れ時の交換費用
    HIDバーナーは消耗品であり、いずれは交換が必要になります。
    ハロゲンバルブに比べ高価なため、交換費用が高額になる場合があります。
  8. バルブの色温度による車検非対応
    HIDバーナーは様々な色温度のものが販売されていますが、車検に通る基準が定められています。
    基準値を超える色温度のバーナーは車検に通らないため、注意が必要です。

これらの欠点を理解した上で、HIDヘッドライトの導入を検討しましょう。
メリットとデメリットを比較し、ご自身の車両や使用環境に合った適切な選択をすることが重要です。

総括│ヘッドライトがしばらくすると消えるのは故障?

ヘッドライトがしばらくすると消える、点滅する、片方しか点灯しないといった症状は、夜間の安全運転を脅かす危険な兆候です。

原因はバルブ切れやヒューズ切れといった比較的単純なものから、配線の接触不良、バラストやイグナイターの故障、車両コンピュータの不具合など、多岐にわたります。
特にHIDヘッドライトは、ハロゲンランプに比べて構造が複雑なため、原因特定が難しい場合もあります。

自己判断で修理を試みると思わぬトラブルにつながる可能性もあるため、異変を感じたら、お近くの整備工場に相談することをおすすめします。

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