愛車のヘッドライト、よく見ると小さなひび割れが入っていませんか?
「こんな小さなひび割れくらい大丈夫だろう」と思っていませんか?
実はそのヘッドライトのひび割れ、車検に影響する可能性があるんです。
車検を目前に控えている方は特に、ヘッドライトのひび割れが気になって仕方がないのではないでしょうか?
「ヘッドライトがひび割れしてるけど、車検は大丈夫なの?」
この疑問、多くのドライバーが抱える悩みです。
この記事では、ヘッドライトのひび割れが車検に与える影響や、ひび割れへの対処法、
そして安全運転のために知っておくべきポイントを、分かりやすく解説します。
ぜひ最後まで読んで、安全で快適なカーライフにお役立てください。
記事のポイント
ひび割れや黄ばみは、基準を満たさない場合、車検に通らない
黄ばんだレンズは光量が低下し、車検不合格の場合も
ひびや割れをそのままにすると、雨水が侵入しより大きな問題に
軽度なひび割れはDIYで補修可能だが、交換までの一時的な処置
目 次
ヘッドライトがひび割れでも車検大丈夫?

ヘッドライトのひび割れは、車検に影響を与える重要なポイントです。
ひび割れや黄ばみは光の透過性に影響し、基準を満たさない場合、車検に通らないことがあります。
また、雨水の浸入によって電気系統に悪影響を及ぼすこともあるため、早急な対策が求められます。
車のヘッドライトに傷があっても車検に通りますか?
ヘッドライトのひび割れ、気になりますよね。
車検に通るかどうか、心配されている方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ヘッドライトに傷があっても、必ずしも車検に通らないわけではありません。
ただし、傷の程度や場所によっては不合格となる場合もありますので、注意が必要です。
車検では、ヘッドライトの光量、光軸、レンズの損傷が検査されます。
小さな傷や飛び石による軽微なひび割れ程度であれば、光量や光軸に影響がなく、検査官の判断で車検に通るケースが多いです。
しかし、以下のような場合は車検に通らない可能性が高くなります。
- ひび割れが大きく、光が散乱している場合
ヘッドライトの機能を損ない、対向車に迷惑をかける可能性があるため、不合格となる可能性が高いです。 - レンズの内側が曇っている、黄ばんでいる場合
光量が低下し、夜間の視界不良につながるため、不合格となる可能性があります。 - 光軸がずれている場合
規定の範囲を超えて光軸がずれていると、対向車の視界を妨げるため、不合格となります。
これは傷の有無に関わらず不合格となる項目です。 - ライトカバーが脱落している、破損が激しい場合
保安基準に適合しないため、不合格となります。
ヘッドライトの傷は、一見軽微に見えても、夜間の運転に影響を及ぼす可能性があります。
安全のためにも、早めの点検・修理をおすすめします。
車検に通らないヒビはどの程度ですか?
ヘッドライトのひび割れが車検に通るかどうか、判断に迷う方もいらっしゃると思います。
明確な基準があるわけではないため、最終的には検査官の判断に委ねられますが、一般的に以下のようなひび割れは車検に通らない可能性が高くなります。
- 広範囲に渡るひび割れ
蜘蛛の巣状に広がっていたり、線状のひびが複数本入っているなど、広範囲に及ぶひび割れは光量不足や光の散乱につながるため、不合格となる可能性が高いです。 - 深いひび割れ
表面的な傷ではなく、レンズの奥深くまで達しているような深いひび割れは、強度が低下し、破損が広がる危険性があるため、不合格となる可能性が高いです。 - レンズの中央部分にあるひび割れ
運転席から見て、前方の視界を妨げるような位置にあるひび割れは、特に厳しくチェックされます。
たとえ小さなひび割れでも、この位置にある場合は不合格となる可能性があります。 - ひび割れによって光が散乱している場合
ひび割れによって光が乱反射し、対向車の視界を妨げる場合は、不合格となる可能性が高いです。 - 防水性が損なわれている場合
ひび割れから水や埃が侵入し、ヘッドライト内部が曇っている場合は、光量不足につながるだけでなく、ヘッドライトユニット自体の故障原因にもなるため、不合格となる可能性があります。
「少しのひび割れだから大丈夫だろう」と安易に考えず、少しでも気になる場合は、専門家に見てもらうことをおすすめします。
ヘッドライトの黄ばみは車検通らない?
ヘッドライトの黄ばみ、気になりますよね。
特に年式の古い車によく見られる症状ですが、実は車検に影響する可能性があります。
結論から言うと、黄ばみがひどい場合は車検に通らない可能性があります。
車検では、ヘッドライトの光量が重要なチェックポイントです。
黄ばんだレンズは光を透過しにくいため、光量が低下し、夜間の視界不良につながります。
規定の光量を満たしていない場合は、車検に不合格となります。
黄ばみは、紫外線や熱、汚れなどが原因でヘッドライトの表面が劣化することで発生します。
軽度の黄ばみであれば、専用のクリーナーや研磨剤で落とせる場合もあります。
しかし、ひどい黄ばみは表面の劣化が進んでおり、クリーニングだけでは改善しないケースも多いです。
以下のような場合は車検に通らない可能性が高いため、注意が必要です。
- 明らかに黄ばんでおり、光量が不足している場合
検査官が肉眼で確認し、光量計で計測した結果、規定の光量を満たしていない場合は不合格となります。 - 黄ばみがムラになっており、光が散乱している場合
均一に黄ばんでいる場合よりも、ムラになっている方が光が散乱しやすく、対向車の視界を妨げる可能性があるため、不合格となる可能性が高くなります。 - ヘッドライト内部が曇っている場合
レンズ表面だけでなく、内部が曇っている場合も光量が低下するため、不合格となる可能性があります。
これは黄ばみとは別の原因である場合もありますが、同時に発生しているケースも多いです。
ヘッドライトの黄ばみは、見た目だけでなく安全性にも関わる重要な問題です。
少しでも黄ばみが気になる場合は、早めの点検・対処をおすすめします。
ヘッドライトがひび割れでも車検大丈夫?│DIY補修など

応急的に補修剤や透明テープで補修することは可能ですが、長期間の使用や安全性を保障するものではありません。
雨水が侵入し、より大きなトラブルに発展してしまうことも考えられます。
ヘッドライトが割れたままだけど雨の影響は?
ヘッドライトが割れた状態で運転すると、特に雨天時にさまざまなリスクが発生します。
ここでは、その影響と対策を説明します。
- 水の浸入
ヘッドライトのひび割れや割れによって、雨水が内部に浸入する可能性があります。
水が入ると、電球のショートや腐食が発生し、最悪の場合、ライトが点灯しなくなることがあります。 - 内部の曇り
水分が内部に溜まると、ヘッドライトが曇り、光の透過率がさらに低下します。
これにより、夜間や悪天候時の視界が制限され、走行の安全性が損なわれるリスクがあります。 - 配線や接続部への影響
水の浸入はまた、配線やコネクタ部分にも悪影響を及ぼし、電気系統の故障を引き起こしかねません。
これが原因で予期せぬトラブルを招くことも考えられます。 - 反射板の腐食
ヘッドライト内部の反射板が水に濡れると腐食し、光量が低下するだけでなく、ヘッドライトユニット全体の寿命を縮めることになります。 - ひび割れの拡大
一度入ったひび割れは、雨水や振動によってさらに拡大する可能性があります。
最終的には、ヘッドライトレンズが脱落してしまう危険性も考えられます。
したがって、ヘッドライトが割れている場合は、早急に修理または交換を行うことを強くお勧めします。
ヘッドライトのひび割れは補修できる?
ヘッドライトにひび割れを見つけたら、交換が必要なのか、それとも補修で済むのか気になりますよね。
軽微なひび割れであれば、DIYで補修できる市販のヘッドライト補修キットも販売されています。
これらのキットは、ひび割れを埋める樹脂や研磨剤などがセットになっており、比較的安価で手軽に補修することができます。
しかし、DIYでの補修は、あくまでパーツ交換するまでの一時的な対処法であることをご理解ください。
完全に元の状態に戻るわけではなく、耐久性も新品に劣ります。
また、深いひび割れや広範囲に及ぶひび割れには効果が期待できない場合もあります。
以下のような場合は、プロによる修理または交換をおすすめします。
- 深いひび割れ
表面的な傷ではなく、レンズの奥深くまで達しているひび割れは、DIYでの補修では強度が不足し、すぐに再発する可能性があります。 - 広範囲に渡るひび割れ
広範囲にひび割れが広がっている場合は、DIYでの補修は困難です。
また、補修跡が目立ちやすくなってしまう可能性もあります。 - レンズの内側が曇っている場合
ひび割れから水分が浸入し、レンズの内側が曇っている場合は、ヘッドライトユニット内部の清掃や乾燥作業が必要となるため、DIYでの補修は難しいです。
ヘッドライトが割れたらテープで補修可能?
ヘッドライトが割れた時、応急処置として透明テープを貼るという方法を思いつく方もいるかもしれません。
確かに、見た目にはひび割れを覆い隠すことができますが、車検対策や根本的な解決策としてはおすすめできません。
透明テープで補修しても、以下の様な問題が発生する可能性があります。
- 防水性不足
透明テープは完全な防水性を保証するものではありません。
雨水や洗車の水が浸入し、ヘッドライト内部のバルブや配線がショートする危険性があります。 - テープの劣化
紫外線や熱によってテープが劣化し、剥がれたり変色したりすることがあります。
剥がれたテープが走行中に飛散し、後続車に迷惑をかける可能性も考えられます。 - 光量の低下
テープを貼ることで光の透過率が低下し、夜間の視界が悪くなる可能性があります。
車検の光量基準を満たせなくなる可能性もあります。 - 車検の可否
車検の際には、透明テープでの補修は通常、正式な修理とみなされません。
テープが貼られた状態であると、光の透過や光軸が基準を満たしていないと判断される可能性が高く、車検に通らないことがあります。 - 根本的な解決にならない
テープでひび割れを覆い隠しても、ひび割れ自体が修復されるわけではありません。
ひび割れは時間とともに拡大する可能性があり、最終的にはヘッドライト交換が必要になるケースが多いです。
透明テープでの補修は、あくまでも一時的な応急処置として考えてください。
長期間の利用や根本的な解決策としては不適切です。
安全のためにも、ヘッドライトが割れた場合は、できるだけ早く専門家による修理または交換をご検討ください。
総括│ヘッドライトがひび割れでも車検大丈夫?
ヘッドライトのひび割れ、車検への影響が心配になりますよね。
この記事では、ひび割れの程度や黄ばみ、そして応急処置について解説してきました。
小さなひび割れでも、車検に通らない可能性や、安全運転に影響を与える可能性があることをご理解いただけたでしょうか。
特に、ひび割れから水が浸入すると、ヘッドライトの故障や視界不良に直結し、大変危険です。
透明テープなどの応急処置も一時的なものであり、根本的な解決にはなりません。
車検に通るかどうかは、最終的には検査官の判断に委ねられます。
少しでも不安な場合は、プロの目で確認してもらうことが大切です。
「大丈夫だろう」と自己判断せず、早めの点検と適切な対応を心がけましょう。