車内の快適さを高めるためには、車の芳香剤を効果的に活用することが重要です。
芳香剤は車内を爽やかで清潔な空間に変える手助けをしてくれますが、その効果を最大限に引き出すためには、どこに置くかが非常に重要です。
車の芳香剤をどこに置くのかは、香りが車内全体に均一に広がるかどうかに大きく影響します。
ここでは、車の芳香剤を最適な場所に配置する方法を紹介しつつ、快適で香り豊かなドライブを楽しむためのヒントを提供します。
記事のポイント
エアコン吹き出し口やセンターコンソールなど、運転の妨げにならない場所に置く
ダッシュボード上は高温になりやすくエアバッグの干渉にもなるので、注意が必要
芳香剤の設置は、シート(座席)下やグローブボックス内がおすすめ
裏技はアルミホイルで包むことで長持ちし、香りのブレンドで自分らしさの表現も
目 次
車の芳香剤はどこに置くのがいい?

適切な場所に車の芳香剤を置くことで、ドライブをより快適に楽しむことができます。
芳香剤はエアコンの吹き出し口やコンソールボックスに置くと、車内全体に香りが均一に広がります。
車の芳香剤はどこに置くのがベストですか?
車の芳香剤。爽やかな香りで車内を快適な空間に変えてくれる、ドライブの心強い味方です。
しかし、その置き場所を間違えると、香りは効果的に広がらず、場合によっては運転の妨げになることも。
では、芳香剤はどこに置くのがベストなのでしょうか?
最適な配置場所を見つけるためのポイントを、いくつかご紹介します。
- エアコン吹き出し口付近
これは最も一般的な方法であり、効果的に香りを拡散させることができます。
エアコンの風に乗って香りが車内に広がり、短時間で車内全体を好みの香りで満たすことができます。
ただし、クリップ型芳香剤を使用する際は、吹き出し口の可動域を妨げないよう、サイズに注意が必要です。
また、液体の芳香剤は吹き出し口に直接触れないように設置し、エアコンのフィンを汚さないようにしましょう。 - サンバイザー
クリップ型の芳香剤を、サンバイザーに挟むのも手軽な方法です。
直接的な風は当たりませんが、顔に近い位置にあるため、穏やかな香りが楽しめます。
ただし、視界を遮らないように注意が必要です。
小さめの芳香剤を選ぶか、サンバイザーを下ろした際に邪魔にならない位置に取り付けましょう。 - グローブボックス内
グローブボックス内に置く方法は、香りを最小限に抑えたい場合や、芳香剤を目立たせたくない場合に有効です。
車に乗った際にふわっと香りが漂う程度なので、強い香りが苦手な方にもおすすめです。
ただし、グローブボックス内に物が多い場合は、芳香剤が潰れてしまったり、他の物に香りが移ってしまう可能性があるので注意が必要です。 - シート(座席)下
シート下に置く方法は、香りを控えめにしたい方におすすめです。
直接香りが広がるわけではないので、ほのかに香らせたい場合に適しています。
また、芳香剤が目立たないのもメリットです。
ただし、シートをスライドさせる際に芳香剤が動いてしまう可能性があるので、しっかりと固定できるタイプを選びましょう。 - その他
その他にも、カップホルダーに設置できるタイプや、後部座席用の芳香剤など、様々なタイプの芳香剤が販売されています。
自分の車の形状や好みに合わせて、最適なタイプを選びましょう。
*注意点
どんな芳香剤でも、香りが強すぎると運転に集中できなくなる可能性があります。
特に、乗り物酔いしやすい方は、香りの強さに注意が必要です。
また、芳香剤の種類によっては、ダッシュボードや内装を変色させる可能性があるので、設置場所には気を配りましょう。
ダッシュボードへの芳香剤の置き方
ダッシュボードは運転席から見やすく、芳香剤を設置しやすい場所のように思えますが、実はいくつかの注意点があります。
安易に置いてしまうと、思わぬトラブルにつながる可能性も。
安全で快適なドライブのためにも、ダッシュボードに芳香剤を置く際のポイントをしっかり押さえておきましょう。
- 視界の妨げにならないか
何よりも大切なのは、安全運転です。
芳香剤が視界を遮り、運転の妨げにならないように設置場所を慎重に選びましょう。
ダッシュボードの上は視界に入りやすい場所なので、小さめの芳香剤を選ぶか、視界の邪魔にならない隅に置くのがおすすめです。
前方やサイドミラーの視界を妨げるような置き方は、絶対に避けましょう。 - 直射日光の影響
ダッシュボードは直射日光が当たりやすい場所です。
芳香剤の種類によっては、高温に長時間さらされることで液体が蒸発しやすくなったり、変色・変形したりするものもあります。
また、成分によっては、日光と反応して有害物質が発生する可能性も否定できません。
直射日光が長時間当たる場所には置かない、もしくは耐熱性の高い芳香剤を選ぶようにしましょう。 - ダッシュボードの材質との相性
ダッシュボードの材質によっては、芳香剤の成分によって変色したり、ベタつきが発生したりする可能性があります。
特に、液体の芳香剤を使用する場合は、ダッシュボードに直接触れないように注意が必要です。
シリコン製のマットなどを敷いて保護するか、ダッシュボードに直接触れないタイプの芳香剤を選びましょう。 - エアバッグとの干渉
万が一の事故の際、エアバッグは瞬時に展開します。
芳香剤をエアバッグの展開経路に置いてしまうと、エアバッグの正常な作動を妨げ、乗員の安全を脅かす可能性があります。
エアバッグの展開位置を確認し、干渉しない場所に設置しましょう。
特に、助手席側のダッシュボードは注意が必要です。 - 固定方法
ダッシュボードに芳香剤を置く場合は、しっかりと固定することが重要です。
走行中に芳香剤が動いてしまうと、ペダル操作の妨げになったり、視界を遮ったりする危険性があります。
両面テープや滑り止めマットなどを活用して、しっかりと固定しましょう。 - 香りの強さ
ダッシュボードという高い位置に置くと、香りが直接鼻に届きやすくなります。
濃度の高すぎる芳香剤は、かえって不快感を生んでしまうことがあるため、香りの強さを調整できるタイプや、優しい香りのものを選ぶと良いでしょう。
ダッシュボードに芳香剤を置く場合は、これらの注意点をしっかりと守り、安全で快適なドライブを楽しみましょう。
もし不安な場合は、エアコン吹き出し口付近やサンバイザーなど、他の設置場所を検討するのも良いでしょう。

車の芳香剤は下に置く方がいい?
車の芳香剤をどこに置くか迷った時、「香りは下に溜まるから、低い位置に置いた方が効果的なのでは?」と考える方もいるかもしれません。
確かに、香りの成分の中には空気より重いものもあり、下に溜まる傾向があります。
しかし、車内に芳香剤を置く場合、単純に低い位置が良いとは言い切れません。
芳香剤を下に置くメリット・デメリット、そして最適な置き場所について考えてみましょう。
【下に置くメリット】
- 穏やかな香り
鼻に近い位置に強い香りは刺激が強すぎる場合がありますが、足元など低い位置に置くことで、香りが優しく広がり、穏やかな香りを楽しむことができます。
特に、香りが苦手な方や、車酔いしやすい方におすすめです。 - 目立たない
ダッシュボード上など目立つ場所に置きたくない場合、シート下や足元など低い位置に置くことで、芳香剤を目立たせることなく香りを楽しむことができます。
【下に置くデメリット】
- 香りの拡散力
エアコンの風が届きにくい低い位置に置くと、香りの拡散力は弱まります。
車内全体に香りを広げたい場合は、エアコン吹き出し口付近など、風の流れを考慮した場所に置く方が効果的です。 - シート下の場合
シート下に置く場合、シートレールに干渉したり、シートの調整時に邪魔になったりする可能性があります。
また、掃除の際に忘れやすく、埃が溜まりやすいという点もデメリットです。 - 足元の場合
運転席の足元に置くと、ペダル操作の妨げになる可能性があります。
また、助手席の足元に置くと、同乗者の荷物と干渉する可能性も考慮しましょう。
【最適な置き場所は車のタイプや好みに合わせて】
結局のところ、芳香剤を下に置くのが良いかどうかは、車種やエアコンのタイプ、そして個人の好みによります。
- 香りを控えめに楽しみたい場合や、車酔いしやすい方は、シート下など低い位置に置くのがおすすめです。
- 車内全体に香りを広げたい場合は、エアコン吹き出し口付近に設置するのが効果的です。
- 香りの持続時間を重視する場合は、液体の芳香剤をダッシュボード上などに置くよりも、固形タイプを下に置く方が長持ちする場合があります。
芳香剤を選ぶ際には、香りの種類だけでなく、設置場所や香りの拡散方法も考慮しましょう。
様々なタイプの芳香剤を試してみて、自分に最適な香り方や置き場所を見つけることが、快適なドライブ空間を作る鍵となります。
車の芳香剤はどこに置くのがいい?│裏ワザ、要注意の場所

香りのブレンドや長持ちさせる裏技を紹介。
また、直射日光が強く当たる場所、視界を遮る場所には置かないように注意しましょう。
車の芳香剤の置き方でおしゃれな場所は?
単に香りを広げるだけでなく、車内空間をおしゃれに演出してくれる芳香剤。
その置き方を工夫することで、より洗練された雰囲気を作り出すことができます。
ただ香らせるだけでなく、視覚的にも楽しめる、おしゃれな芳香剤の置き場所をご紹介します。
1.さりげなく香らせる、コンソールボックス内
グローブボックス同様、コンソールボックス内に置くのもおすすめです。
蓋を開けた時にふわっと香りが漂い、上品な印象を与えます。
ただし、ボックス内に物が多い場合は、芳香剤が潰れてしまったり、他の物に香りが移ってしまう可能性があるので注意が必要です。
小さめのサシェ(香り袋)タイプや、デザイン性の高い容器に入った芳香剤を選ぶと、よりおしゃれに演出できます。
2.こだわりのデザインで魅せる、カップホルダー
ドリンクホルダーに設置できるタイプの芳香剤も、おしゃれな演出に一役買ってくれます。
木目調やメタリックなデザイン、あるいはブランドロゴをあしらったものなど、様々なデザインの芳香剤が販売されています。
車のインテリアに合わせて、素材や色味を統一すると、より洗練された空間を演出できます。
3.後部座席にも気を配る、シートバックポケット
後部座席のシートバックポケットに、さりげなくサシェタイプの芳香剤を忍ばせるのもおしゃれです。
同乗者への心遣いを感じさせるだけでなく、後部座席の空間にも統一感のある香りを広げることができます。
布製のサシェ(香り袋)や、ドライフラワーを使ったボタニカルな芳香剤を選ぶと、より自然で落ち着いた雰囲気を演出できます。
4.間接照明と組み合わせる
間接照明と芳香剤を組み合わせることで、よりムーディーな空間を演出できます。
例えば、ダッシュボードに設置した間接照明の近くに、ガラス製のボトルに入った芳香剤を置くことで、光が反射して美しく輝き、視覚的にも楽しめます。
香りと光の相乗効果で、特別な空間を演出してみましょう。
5.季節感を演出する
季節に合わせた芳香剤の香りやデザインを選ぶのも、おしゃれな演出の一つです。
春には桜やフローラルの香り、夏には柑橘系の爽やかな香り、秋にはウッディな香り、冬にはスパイシーな香りなど、季節感を意識した香りをチョイスすることで、車内をより心地よい空間に変えることができます。
また、季節に合わせたデザインの芳香剤を選ぶのもおすすめです。
■おしゃれに置く上での注意点
- 車内全体とのバランス
あまりにも主張の強いデザインや香りは、車内の雰囲気と調和しない場合があります。
車内のインテリアとのバランスを考慮して選びましょう。 - 安全性の確保
どんなにおしゃれな芳香剤でも、視界を遮ったり、運転操作の妨げになるような場所に置いてはいけません。
安全性を最優先に考え、適切な場所に設置しましょう。 - 香りの強さ
強すぎる香りは、同乗者に不快感を与えてしまう可能性があります。
香りの強さを調整できるタイプの芳香剤を選ぶか、香りの種類を慎重に選びましょう。
これらのポイントを踏まえ、自分らしいスタイルで芳香剤を配置し、ドライブをより楽しく、快適なものにしましょう。
車の芳香剤の裏ワザを教えて

車の芳香剤、ただ置くだけじゃもったいない!
ここでは、芳香剤の効果を最大限に引き出す、とっておきの裏ワザを伝授します。
これらのテクニックを使えば、車内をもっと快適で、自分らしい香りの空間にカスタマイズできますよ。
- 香りを長持ちさせる裏ワザ
- ジップロックを活用
芳香剤をジップロックなどの密閉袋に入れて保管することで、香りの揮発を防ぎ、長持ちさせることができます。必要な時に袋から取り出して使用すれば、常にフレッシュな香りを楽しめます。特に、固形タイプの芳香剤におすすめです。 - アルミホイルで包む
芳香剤をアルミホイルで包むのも効果的です。アルミホイルが香りの成分の揮発を抑え、持続時間を長くします。
香りを弱めたい時にも有効なテクニックです。
2. 香りを自分好みにカスタマイズする裏ワザ
- 複数の香りをブレンド
異なる香りの芳香剤を組み合わせることで、自分だけのオリジナルの香りを作ることができます。
例えば、柑橘系の香りとフローラル系の香りを組み合わせたり、ウッディな香りとスパイシーな香りを組み合わせたりと、様々なバリエーションを楽しめます。 - アロマオイルを活用
市販の芳香剤ではなく、アロマオイルを垂らしたコットンやティッシュを車内に置くのもおすすめです。
好きな香りを自由に選べ、天然の香りでリラックス効果も期待できます。 - コーヒーフィルターを活用
コーヒーフィルターにアロマオイルを数滴垂らし、エアコン吹き出し口にクリップで留めるのも手軽な方法です。
フィルターが香りを優しく拡散し、心地よい空間を演出します。
3. 消臭効果を高める裏ワザ
- 重曹を活用
重曹は消臭効果に優れているため、芳香剤と併用することで、より効果的に車内の嫌な臭いを除去することができます。
小さな容器に重曹を入れ、車内に置いておくだけでOKです。 - 活性炭を活用
活性炭も高い消臭効果を持つ素材です。
重曹と同様に、小さな容器に入れて車内に置いておくだけで、効果を発揮します。
4. その他の便利ワザ
- エアコンフィルターに香りを付ける
エアコンフィルターにアロマオイルを数滴垂らすことで、エアコンの風に乗って香りが車内に広がります。
ただし、フィルターの種類によっては使用できない場合があるので、注意が必要です。
これらの裏ワザを参考に、自分にとって最適な芳香剤の使い方を見つけて、より快適なドライブ空間を創造してみてください!

芳香剤を置いてはいけない場所は?
車内を良い香りで満たしてくれる芳香剤ですが、設置場所を間違えると効果が薄れたり、思わぬトラブルにつながる可能性があります。
安全かつ効果的に芳香剤を使用するために、以下の場所に置くのは避けましょう。
- エアバッグ展開の妨げになる場所
ダッシュボードの上や、ステアリングコラム付近など、エアバッグの展開経路を塞ぐ場所に芳香剤を置くのは非常に危険です。
万が一の事故の際、エアバッグが正常に作動せず、乗員の安全を脅かす可能性があります。
特にスタンド型の芳香剤は、エアバッグ展開時に凶器と化す危険性も孕んでいるため、絶対に避けましょう。 - 運転の視界を遮る場所
ルームミラー付近やフロントガラス下部など、運転中の視界を妨げる場所に大きな芳香剤を置くのは避けましょう。
前方への視界が少しでも遮られると、事故につながる可能性があります。
視界を妨げない小さな芳香剤であっても、運転に集中するために設置場所には十分注意が必要です。 - ペダルの操作を妨げる場所
アクセル、ブレーキ、クラッチペダルの周辺に芳香剤を落とすと、ペダルの操作を妨げ、重大な事故につながる恐れがあります。
特にスタンド型やぶら下げるタイプの芳香剤は、落下や移動のリスクが高いため、足元付近には置かないようにしましょう。 - エアコン吹き出し口を塞ぐ場所
エアコンの吹き出し口にクリップで取り付けるタイプの芳香剤は、吹き出し口を塞がないように注意が必要です。
エアコンの風量調整機能を妨げたり、エアコンの効きが悪くなる原因にもなります。 - 高温になる場所
直射日光が当たるダッシュボードの上や、窓際など、高温になる場所に芳香剤を置くのはなるべく避けましょう。
芳香剤の成分が変質したり、容器が変形する可能性があります。
また、液体の芳香剤の場合、高温下で揮発性が高まり、香りが強すぎたり、早くなくなってしまったりする可能性があります。
総括│車の芳香剤はどこに置くのがいい?
ドライブをより快適にするためのアイテム、カーフレグランス。
しかし、その小さな存在が思わぬ危険を招く可能性があることを忘れてはいけません。
最適な香りと安全性を両立させるためには、設置場所にこだわる必要があります。
エアバッグの作動を妨げないか、運転の視界を遮らないか、ペダルの操作の邪魔にならないか、そして高温になる場所ではないか。
これらの点をしっかり確認することで、芳香剤は安全に、そして効果的に車内を心地よい空間へと変えてくれます。
香りの種類だけでなく、設置場所にも気を配り、快適で安全なドライブを楽しみましょう。