車の雑学

車の色選びで後悔したくない方へ!維持費やリセールで差がつく選択術

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同じモデルの違うカラーの車

運命の一台とであい、胸を高鳴らせてハンドルをにぎる。そんなすばらしいカーライフのはじまりにおいて、意外な落とし穴となるのが車の色えらびです。

たんなるデザインの好みだけで決めてしまい、いざ乗りはじめてから「汚れが目立ちすぎる」「夏場の車内が暑すぎる」といった現実に直面し、手放す際にリセールバリューの低さにあぜんとする。こうした後悔をかかえるオーナーは少なくありません。

この記事では、後悔しないカラーえらびとして、自身のメンテナンス習慣や保管環境を客観的に見つめなおすことの重要性。そして定番色がもつ資産価値と個性派カラーがもたらす満足感のバランスのとりかた。さらには屋外での実車確認がなぜ不可欠なのかという、えらびかたの真髄をくわしくひも解いていきます。

記事のポイント

リセール重視なら白・黒、手入れの楽さならシルバー系が鉄板
黒は傷と熱、白は水垢が天敵。維持管理の覚悟が後悔を防ぐ
ベージュは今やオシャレの象徴。汚れも目立たず実用性も抜群
青は色の濃淡で明暗。濃い青は黒同様の細かなケアが必要
光の当たり方で印象激変。必ず屋外の太陽光下で実車を確認

車の色の選択で後悔しないために

グリーンのカラーの車

自動車を購入する際、エンジン性能や安全装備には細心の注意をはらう方でも、ボディカラーえらびに関しては直感だけで決めてしまう。そして、数年後にふかい後悔にさいなまれるケースがあります。

車という資産を所有する上で、色はたんなる外見のデザインパーツではなく、日々のメンテナンスの労力、夏場の快適性、そして数年後の売却価格(リセールバリュー)を左右する極めて実利的な要素です。

人気のボディカラーと傾向
車の色で後悔しない色は何色ですか?
ボディカラーごとの特徴とメリット・デメリット
色ごとの後悔の主な理由
車の色で一番劣化しにくい色は?

人気のボディカラーと傾向

自分の車を査定してもらっている

自動車市場において、ボディカラーはたんなる好みの問題ではなく、資産価値やリセールバリューに直結する重要な要素です。

日本国内および世界的な統計を見ると、圧倒的なシェアを誇るのはホワイト(特にパールホワイト)、ブラック、シルバー(グレー含む)の3色、いわゆる無彩色です。
これら定番色はプラス査定の対象になりやすく、とくにパール系ホワイトやブラックは中古車市場での需要が極めてたかいため、売却時の有利さが際立ちます。

近年の傾向としては、たんなる原色よりも、光のあたりかたで表情を変える多層塗装やメタリック、パール塗装が好まれるようになっています。また、SUV人気のたかまりとともに、アースカラー(カーキやベージュ)といった「非光沢感」のあるカラーも台頭しており、ライフスタイルの多様化が色えらびにも反映されています。

しかし、最終的におおくのユーザーがえらぶのは、飽きがこず、冠婚葬祭などのフォーマルな場でも違和感のない白や黒におちつくのが現状です。

車の色で後悔しない色は何色ですか?

車販売店に並ぶシルバーと黒の車

「絶対に失敗したくない」と考えるなら、シルバーまたはグレー系がもっとも後悔の少ない選択肢となります。その理由は、自動車を所有するうえで避けてとおれない汚れと傷の目だちにくさにあります。

シルバーは砂ぼこりや泥よごれの色味にちかいため、数週間洗車をしなくても遠目にはきれいに見えるという実用的なメリットがあります。一方、白は水アカが目立ち、黒は洗車傷やホコリが目立ちます。

また、シルバーはリセールバリューも安定しており、白や黒ほどではないにせよ、極端に査定が下がるリスクも低い色です。もし「常に新車のような輝きを維持したいが、頻繁に洗車する自信がない」という方が黒をえらんでしまうと、維持の大変さに必ず後悔します。

自分のメンテナンス習慣を冷静に見つめなおし、手間をかけたくないのであればシルバー系を、手入れそのものを楽しめるのであればホワイトやブラックをえらぶのが、後悔しないための最適解といえるでしょう。

ボディカラーごとの特徴とメリット・デメリット

各色には、物理的な特性と運用上のメリット・デメリットが存在します。

まずホワイトは、清潔感があり膨張色のため車体がおおきく立派に見えます。太陽光を反射しやすいため、夏場の車内温度上昇をおさえる効果もあります。デメリットは、ドアノブからたれる黒い雨筋(水垢)が目だつ点です。

次にブラックは、高級感と威圧感があり、コーティングをほどこした際の鏡面のような輝きはほかの追随をゆるしません。しかし、熱を吸収しやすく、夏場の車内温度は白にくらべて大幅にたかくなります。

赤・青などの有彩色(メタリックふくむ)は、駐車場で見つけやすく個性を演出できますが、紫外線による退色が弱点です。とくに赤は長年の保管状況により朱色っぽく色あせることがあります。

シルバーは管理が楽ですが、地味に見えがちで、薄ぐらい夕暮れどきに周囲の景色にとけこみやすく、他車からの視認性において、白などにおとる側面があります。

色ごとの後悔の主な理由

後悔の理由はおおきく3つに分類されます。

1つ目は、維持管理の想像以上のむずかしさです。とくに黒をえらんだユーザーから「洗ってもすぐにホコリが目立つ」「洗車傷がついてしまい、光があたるとオーロラのような模様がでてショック」という声がおおいです。

2つ目は、環境適応性の見落としです。寒冷地や未舗装路がおおい地域で白をえらぶと、消雪パイプの地下水による茶色いサビよごれやドロが目だち、毎日が洗車との戦いになります。逆に、猛暑がつづく地域で黒をえらび、エアコンの効きのおそさに後悔するケースも目だちます。

3つ目は、リセールバリューの低さへの後悔です。購入時に数万円のオプション費用を払ってめずらしい限定色をえらんだにもかかわらず、数年後の査定で定番色より10万〜20万円も安く見積もられ、「あんなにこだわったのに」と落胆するパターンです。自分のこだわりがコストに見あうかどうかを事前に予測できなかったことが、心理的な後悔を増大させます。

車の色で一番劣化しにくい色は?

赤いカラーの車

塗装の寿命という観点でもっとも強いのは、圧倒的にホワイト(ソリッドの白)です。

塗装の劣化のおもな原因は紫外線による化学反応ですが、白は光を反射するため、塗膜へのダメージが蓄積しにくい特性があります。一方、赤や青、黄色といった原色は特定の波長の光を吸収しやすく、分子構造が破壊されやすいため色あせが顕著にあらわれます。

また、シルバーも劣化が目だちにくい色です。シルバーはアルミ粉末をふくんだメタリック塗装であることがおおく、光を乱反射させるため、多少のクリア層の劣化や微細なヒビ(クラック)があっても視覚的に判別しにくいという利点があります。

逆に劣化がもっとも目だつのはブラックや濃紺です。紫外線を吸収して高温になるため塗装の酸化がすすみやすく、さらに表面のクリア層がはがれてくる「クリアはげ」がおきた際に、下地とのコントラストで非常に目だってしまいます。

ながく、きれいに乗りつづけたいのであれば、白かシルバー系をえらび、定期的に洗車をして表面のよごれ(よごれ自体が紫外線を吸収する要因になる)を落とすことが、物理的な劣化をふせぐ最良の手段です。

車の色の選択で後悔しないために│車の色と心理、青やベージュなど

黄色い車

色えらびにまよった際、その色がもつ心理的影響や現代のトレンドを理解することは、納得感のある選択を後押ししてくれます。

例えば、最近のSUVブームで絶大な人気をほこるベージュは、かつての地味というイメージを完全に払拭しました。心理学的にベージュは安心感や調和、自然とのつながりを示唆する色であり、キャンプやアウトドアを愛するユーザーにとっては、泥よごれさえも思い出の一部として美しく見せる選択肢となっています。

一方で青(ブルー)は、冷静沈着さや知性を象徴する色として、とくにビジネスマンや技術職のかたに好まれる傾向があります。

こうした各色の特性を理解しつつ、最終的には「その車でどんな時間を過ごしたいか」という自分の心理状態にフォーカスしてください。

青色は車の汚れが目立たない?
車の色のベージュはどう?
車の色で心理がわかる?
イタズラされやすい車の色は?
後悔しないための選び方のポイント
車の色の選択で後悔しないために│総括

青色は車の汚れが目立たない?

青いカラーの車

青色のよごれの目だちぐあいは、その濃淡におおきく左右されます。

スカイブルーやシルバーにちかいライトブルーであれば、砂ぼこりなどのよごれは比較的目だちにくく、シルバーにちかい運用が可能です。しかし、人気のある紺(ダークブルー)に関しては、ほぼ黒と同じだと考えるべきです。濃い青は、泥はねや乾燥した雨ジミ(イオンデポジット)が白くうきあがるため、非常によごれが目だちます。

また、青色は光の反射によって輝きをはなつため、表面にほこりがつもるとその美しい発色が途端ににごって見えてしまいます。とくにマツダなどのメーカーが採用しているような、ふかみのある特殊な青は、小傷がはいるとその部分だけ反射の仕方が変わり、非常に目だちやすくなります。

もし「よごれが目立たないこと」を最優先に青系を検討しているのであれば、できるだけ淡い色味をえらぶか、あるいはよごれが目だつことを覚悟の上でコーティングなどの対策をこうじる必要があります。

「青だからよごれに強い」というイメージは、必ずしも正しくありません。

車の色のベージュはどう?

最近、キャンプやアウトドアブームの影響で、スズキのジムニーやトヨタのRAV4などでベージュやサンドカラーが大流行しています。

以前は「商用車っぽい」「おじいさんの車」というイメージをもたれることもありましたが、現在のトレンドでは「オシャレで都会的なオフローダー」というポジティブな印象が定着しています。

ベージュの最大の特徴は、防汚性です。キャンプ場でのドロ汚れや、都市部での砂ぼこりが、ボディの色と同化するため、よごれが目だちません。この実用性と、レトロであたたかみのある外観があいまって、感度のたかい若年層や女性からも支持されています。

現在のトレンドをふまえれば、「機能美を理解している賢い選択」として一目おかれるカラーといえるでしょう。

車の色で心理がわかる?

中古車販売店に並ぶいろいろなカラーの車

えらぶ車の色には、所有者の性格や心理状態が反映されやすいといわれています。

ホワイトをえらぶ人は、几帳面で純粋さを好み、周囲に清潔感をあたえたいという心理がはたらいています。また、無難であることをこのむ一方、パール系をえらぶことで「他者より少し上質でありたい」というプライドものぞかせます。

ブラックを好む人は、権威性や力強さを重視し、自分をよりつよくみせたい、あるいはミステリアスな印象をあたえたいという欲求があるといわれます。洗車の手間を惜しまないその姿勢は、完璧主義者の傾向も示唆しています。

赤は情熱的で行動力があり、自己主張をいとわない社交的な性格。青は冷静で理知的、規律を重んじる傾向があります。シルバーをえらぶ人は、実用主義で落ちつきがあり、目だつことよりも安定や調和を優先する成熟した精神のもち主がおおいとされます。

このように、無意識のうちに自分の性格を補完したり、なりたい自分を投影したりするのが車の色えらびの面白い側面です。

イタズラされやすい車の色は?

車の色によって、イタズラ(10円パンチや落書き、盗難など)のターゲットになりやすさが変わります。

一般的に、もっとも注意が必要なのはブラックや濃色系です。
その理由は、単純に傷が目だつからです。犯行におよぶ者は、自分の行為が明確なダメージとしてのこることを確認したがるため、傷をつけた瞬間に白い線がくっきりと浮かびあがる黒い車は、加害欲求を満たしやすく、ねらわれやすい傾向にあります。

また、赤などの目だつ色は、所有者がその車を大切にしていることが一目でわかるため、嫉妬や反感の対象になりやすいといわれることもあります。一方で車両盗難に関しては白や黒のランドクルーザーやプリウスといった特定車種の特定カラーがねらわれる傾向が顕著です。

これは、海外への転売時に、白や黒がもっとも高値で取引されるという犯罪組織側の経済的理由によるものです。防犯の観点からは、目だつ色よりも、人気車種の人気色こそが資産を守るための対策を強化すべき対象といえます。

後悔しないための選び方のポイント

ディーラーで車を選ぶ男

最後に、後悔しないためのチェックリストを提案します。

まず第一に、保管環境と洗車頻度を考慮することです。青空駐車で月に一度も洗車をしないのであれば、黒は避けるべきです。逆に、屋根付きガレージがあり、週末の洗車が趣味なら、黒は最高の満足感をあたえてくれます。

第二に、必ず屋外の太陽光の下で実物を見ることです。ディーラーのショールームの照明(水銀灯やLED)の下で見る色と、自然光の下で見る色はおどろくほどちがいます。とくにパールやメタリックは、角度によって色味が変わるため、試乗車などで確認することが必須です。

第三に、自分の所有期間を考えることです。3年以内の乗りかえを前提とするなら、リセールバリューを最優先してホワイトパールかブラックの一択です。逆に10年以上乗りつぶす覚悟なら、リセールを気にする必要はありません。自分の好きをつらぬくべきです。

薄暗い時間帯に見えやすい明るい色をえらぶことは、自分と家族をまもる選択にもつながります。直感と論理、この両方のバランスをとることこそが、最高の1台に出あうためのカギとなります。

車の色の選択で後悔しないために│総括

車の色は、あなたのライフスタイルや価値観をうつしだす鏡であり、同時に愛車の資産価値をまもる重要なカギでもあります。

今回ご紹介したように、色ごとにことなるメンテナンスの難易度や心理的効果、そして防犯・安全面への影響を多角的に理解することで、購入後の「こんなはずじゃなかった」という後悔は未然にふせぐことが可能です。

最終的にどの色をえらぶにせよ、大切なのはその色とともに過ごす数年間を具体的にイメージすることです。リセールバリューという経済合理性をとるか、あるいは毎朝眺めるだけで心がはずむような個性をとるか。その選択に正解はありませんが、納得感を持ってえらんだ色は、あなたにとって最高の一台をより輝かせてくれるはずです。

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