車の雑学

「パーシャルアクセル」で脱・初心者!車の挙動を操る究極のコツとは

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アクセルを踏む足

クルマを運転するとき、私たちは無意識に「加速」か「減速」の二択を選びがちです。

しかし、運転の質を劇的に高め、クルマとの対話を深めるカギは、その中間に存在する「パーシャル」という領域にかくされています。アクセルペダルを全閉にするのでもなく、力強くふみこむのでもない。車速を維持し、車両の姿勢をニュートラルに保つこの繊細な操作は、同乗者に安心感をあたえ、タイヤの性能を最大限にひきだす熟練ドライバーの技術なのです。

本記事では、知っているようで意外とふかい「アクセルパーシャル」の基礎から、使える実践的なコツまでを徹底解説します。

記事のポイント

加減速のない「均衡状態」を作り、車両の姿勢を安定させること
「足裏のセンサー」を研ぎ澄ませ、ペダルをなでるようにあつかう
コーナリングでは、旋回中の姿勢を維持しタイヤ本来のグリップ力をひきだす
駆動系のショックをなくし、同乗者に不快感をあたえない走りを実現
ムダな加減速をはぶくことで、燃費向上と疲労軽減を同時にかなえる

「パーシャルアクセル」で脱・初心者!

高速道路を疾走する車

多くのドライバーはアクセルを「加速するためのスイッチ」ととらえがちですが、本来の役割は多岐にわたります。そのなかでも「パーシャルアクセル」は、単なる定速走行のためだけの操作ではありません。

これは次のアクション(旋回や制動)へ移るための「完璧なニュートラルを作る準備作業」であり、車両のポテンシャルをひき出すための「土台」となります。この領域を使いこなせるようになると、クルマの挙動が予測しやすくなり、安全性が飛躍的に向上します。

アクセルをパーシャルにするとはどういうことですか?
パーシャル運転とは何ですか?
パーシャルスロットルのコツは?
パーシャル域とはどういう意味ですか?

アクセルをパーシャルにするとはどういうことですか?

「パーシャル(Partial)」とは、「タイヤに駆動力がかかっているが、加減速Gが発生していない状態」をさします。

具体的には、アクセルをわずかに踏み込み、走行抵抗(空気や路面との摩擦)とエンジンの出力がピタリとつりあった瞬間です。このとき、タイヤにかかる前後荷重の移動が最小限におさえられ、サスペンションがもっとも自然な位置で安定します。ベテランドライバーはこの領域を「アクセルを置く」と表現し、路面状況を把握するための「センサー」として利用します。

現代の電子制御スロットルにおいても、この微細な入力が車両姿勢の安定につながります。ここをマスターすると、同乗者がゆれを感じないなめらかな走りが可能になります。

パーシャル運転とは何ですか?

高速道路を走る車

パーシャル運転とは、このつりあった状態を利用しつづける運転技法のことです。おもな目的は「燃費の最大化」と「疲労の最小化」にあります。

ムダな加減速をしないことで燃料消費をおさえるエコドライブはもちろん、高速道路などにおいては、ミリ単位の調整によって「車速のわずかな変化」をふせぎます。これにより、長距離走行時の疲労がおおはばに軽減されます。

環境省が推進する「エコドライブ10のすすめ」にある「加速の少ない運転」の極致といえるでしょう。また、駆動系への負荷をおさえるため、タイヤやトランスミッションなどのメカニズム保護にもつながります。

パーシャルスロットルのコツは?

自在に操るためのコツは、「足の裏の感圧センサー」をとぎすますことです。かかとをフロアに固定し、足首の関節を支点にして、親指のつけ根でペダルを「なでる」ようなイメージをもちます。

また、視覚だけでなく「音」と「わずかな振動」に集中してください。加速時の力強い排気音と、減速時のエンジンブレーキによるうなり音。その境界線で、音がふっとかるくなる瞬間があります。そこがパーシャルポイントです。最近のハイブリッド車やEVでは、回生ブレーキが間に入るため、より繊細な足裏の感覚がもとめられます。

メーター内のエネルギーフローを確認し、出力も回生も発生していない「ゼロ地点」を意図的につくる練習をくりかえすことで、右足の精度は確実に向上します。

パーシャル域とはどういう意味ですか?

ドライビングにおける「パーシャル域」とは、クルマが最も高い旋回性能を発揮できる「聖域」を意味します。

アクセルオフによる前荷重でも、全開によるうしろ荷重でもない「前後バランスがつりあった状態」です。この領域を維持すると、四本のタイヤは横方向の力(コーナリングフォース)を最も効率よく発揮できる状態になります。

つまり、パーシャル域は「待ち」の時間ではなく、クルマが最も素直にまがるための「攻め」の準備状態なのです。この感覚をつかむと、クルマとの一体感が高まり、どんな状況下でも自信をもってステアリングをきることができるようになります。

「パーシャルアクセル」で脱・初心者!シフトチェンジやブレーキなど

高速道路を運転する男

「パーシャルアクセル」と、他の動作との連携について解説します。パーシャルは「調整役」として、すべての操作を滑らかにつなぐ潤滑油のような役割をはたします。

アクセルパーシャル時のシフトチェンジはどうすればいい?
パーシャルスロットル時のカーブはどうすればいい?
ブレーキを2回に分けて踏むとどうなる?
パーシャルエンジンとはどういうこと?
「パーシャルアクセル」で脱・初心者!総括

アクセルパーシャル時のシフトチェンジはどうすればいい?

パーシャル状態でのシフトチェンジは、車両の動きを乱さない変速術です。駆動トルクがゼロに近い状態でおこなうため、クラッチをきったときのショックをなくします。

マニュアル車(MT)では、変速直前にアクセルを完全にぬくのではなく、回転数が維持される程度に「ごくわずかに保持」します。これによりギアのかみあいがゆるみ、すいこまれるような変速が可能になります。オートマチック車(AT)やCVTでも、パドルシフト時にこの意識をもつだけで、ギクシャクした動きが解消されます。

これは警察庁:交通安全教育でも推奨される「安全でスムーズな運転」の根幹であり、同乗者に変速をきづかせないレベルをめざすのが熟練者です。

パーシャルスロットル時のカーブはどうすればいい?

郊外の道をコーナリングする車

コーナリングにおける役割は「姿勢の維持」です。入り口で減速をおえたあと、出口に向けてアクセルをわずかにひらき、その状態を「固定」します。

駆動輪にわずかなトラクションがかかることで、タイヤが路面をつかむ力がまし、サスペンションが適度にしずみ込んで姿勢がビシッと安定します。ここでアクセルを完全にオフにするとフロントがしずみすぎてリアが不安定になり、逆にふみ込みすぎると外側にふくらんでしまいます。

パーシャルを維持することで四輪がバランスよく接地し、ステアリングからつたわる情報量も最大化されます。これはモータースポーツ界でも基本とされる技術であり、雨の日のカーブなどでも圧倒的な安心感をうみだします。

ブレーキを2回に分けて踏むとどうなる?

ブレーキランプが点灯している

ブレーキを2回に分けてふむ「ポンピングブレーキ」は、現代ではおもに「姿勢制御」のためにもちいられます。

最初の一ふみでサスペンションをわずかにしずませ、前輪に荷重をのせる。その直後に本ブレーキにはいることで、急激なまえのめり(ノーズダイブ)をふせぎます。

また、停止直前にブレーキをすこしゆるめ、やさしくふみなおす「ぬき」の操作をくわえれば、不快な衝撃をふせぐことができます。パーシャルアクセルが「静」の維持なら、この2回ブレーキは「動から静への移行」をつかさどる、熟練のあかしといえる技術です。

パーシャルエンジンとはどういうこと?

「パーシャルエンジン」は、これまでの運転技術とはことなり、整備現場で使われる「半完成状態のエンジン」をさす言葉です。

シリンダーブロックとヘッドが組み合わされた状態で販売されており、故障時ののせかえにおいて、補機類を再利用することでコストをおさえつつ、心臓部を新品同様にリフレッシュできます。

自動車メーカー各社のサービスパーツとして設定されており、オーバーホールよりも精度が安定し、作業時間も短縮できるため、愛車をながくのりつづけたいユーザーにとっての有力な選択肢となっています。

「パーシャルアクセル」で脱・初心者!│総括

「パーシャル」を理解し、ミリ単位でアクセルをコントロールできるようになると、あなたのドライビングは確実に別次元へと進化します。

それは単なる節約術ではなく、サスペンションやタイヤ、エンジンといった愛車のパーツすべてと対話し、その能力をあますことなくひきだすための対話術なのです。

今日からのドライブでは、ぜひ足裏で「加速も減速もしないバランスポイント」をさがしてみてください。その先にある「クルマが自分の一部になる感覚」こそが、パーシャルアクセルが教えてくれるよろこびなのです。

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