メンテナンス

ワイパーoffなのに動く!?原因特定と対処法を今すぐチェック

*本ページはプロモーションが含まれています       

雨の日のワイパー

「ワイパーをoffにしたのに、勝手に動く…」。
こんな不思議な現象を経験したことはありませんか?

雨の日でもないのにワイパーが勝手に動いたり、オフにしたはずなのに動き続けたりすると、慌ててしまうだけでなく、運転中に気が散ってしまいます。
一体なぜ、このようなことが起こるのでしょうか?

この記事では、ワイパーoffなのに動く原因を様々な角度から詳しく解説し、それぞれの対処法や予防策についてもご紹介します。

ワイパーとバッテリーの関係、故障のサインなども併せて解説することで、読者の皆様が安心してカーライフを送れるよう、お手伝いさせていただきます。

記事のポイント

ワイパーがOFFなのに動く原因はスイッチや配線の故障が多い
ワイパーの正しいOFF操作は車種ごとに異なるため説明書を確認
故障時は勝手に動く、動きが遅い、異音など複数の症状が現れる
リアワイパーの誤動作はモーターやセンサーの故障が主な原因
ワイパーの動きっぱなしは、バッテリー上がりも

ワイパーoffなのに動く!?

雨の日に正常に動くワイパー

ワイパーオフの仕方は?
ワイパーが故障している症状は?
リアワイパーが勝手に動く原因は?
ワイパーが自動で動く原理は?

ワイパーの誤作動は、単なるスイッチの接触不良から、モーターや配線の故障、はたまたコンピューターの誤作動まで、様々な原因が考えられます。
特に、最近の車は電子制御化が進み、複雑なシステムで動作しているため、原因の特定が難しい場合もあります。

ワイパーオフの仕方は?

ワイパーのオフの仕方は車種によって若干異なりますが、基本的には以下の手順に従います。

  1. ワイパースイッチを確認
    ステアリングコラム(ハンドル)の付近にあるワイパースイッチを探します。
    多くの車種では、レバータイプまたはダイヤル式のスイッチで操作します。
  2. OFFの位置に
    ワイパースイッチをOFFの位置に切り替えます。
    通常は、スイッチレバーの一番下、もしくはダイヤル式であれば「OFF」と表示されている位置になります。
    インターバルワイパー(間欠ワイパー)やミストワイパー機能を使っている場合は、OFFの位置までしっかりとスイッチを戻してください。
  3. 自動ワイパーの解除
    最近の車には、雨を感知して自動的にワイパーを動かす「オートワイパー」機能が搭載されている車種が多いです。
    この機能がオンになっていると、雨が降っていない時でもワイパーが誤作動を起こす可能性があります。
    オートワイパーの解除方法は車種によって異なりますが、一般的にはワイパースイッチレバーの先端に「AUTO」と書かれたポジションがあります。
    その位置以外に切り替えることで解除できます。
    取扱説明書で確認することをお勧めします。
  4. ワイパーが停止しない場合
    上記の方法を試してもワイパーが停止しない場合は、何らかの故障が考えられます。
    無理に操作したりせず、すぐに整備工場にご相談ください。

ワイパーが故障している症状は?

ワイパーを点検する整備士

ワイパーが故障している際には、いくつかの具体的な症状が現れることがあります。

  1. ワイパーが勝手に動く
    ワイパーがオフの状態でも動作する場合、電気系統やセンサーに不具合がある可能性があります。
  2. 動きが遅い
    ワイパーが通常よりも遅く動く場合、モーターの劣化や摩耗が考えられます。
    また、リンク機構が詰まっていることもあります。
  3. 途中で止まる
    動作中にワイパーが途中で止まる場合、モーターの故障や配線の問題が原因となることがあります。
  4. 音がする
    ワイパーが動く際に異音がする場合、モーターやリンクの異常、ブレードの劣化などが考えられます。
  5. 拭き取りが不十分
    ワイパーがガラスを適切に拭き取らない場合、ブレードの摩耗やゴムの劣化が原因かもしれません。
  6. 片側だけ動かない
    一方のワイパーだけが動かない場合は、リンクやモーターの接続に問題がある可能性があります。

これらの症状が一つでも現れた場合は、詳しい診断と修理が必要です。

リアワイパーが勝手に動く原因は?

リアワイパーが意図せず動いてしまう現象には、いくつかの原因が考えられます。
以下にその代表的な原因と対策を挙げます。

  1. モーターの故障
    リアワイパーモーター自体が故障している場合が考えられます。
    モーター内部の部品の摩耗や、水分の侵入によって故障することがあります。
  2. 接触不良
    スイッチや配線に接触不良がある場合、ワイパーが誤作動することがあります。
    配線やコネクタが正しく接続されているか確認し、必要に応じて整備士に点検してもらいましょう。
  3. センサーの誤動作
    車両によってはセンサーがリアワイパーの制御に関与していることがあります。
    このセンサーが誤作動を起こすと、ワイパーが勝手に動くことがあります。
    センサーをリセットするか、必要なら交換を検討してください。
  4. 制御ユニットの不具合
    リアワイパーの制御ユニットや、ワイパーを動かすリンケージ機構に不具合がある可能性も考えられます。
    また、一部の車両では、リアワイパーと連動して動く機能(例:バックギアに入れた際にリアワイパーが作動する)が備わっています。
    これらの機能に関連する制御系に不具合があると、リアワイパーが意図せず作動することがあります。
    この場合、電子系統全般の診断が必要です。
    専門の整備工場で電子制御ユニットの診断を依頼しましょう。

リアワイパーが予期せず動くのは、安全上の問題にもつながるため、早めに原因を特定し、適切な対策を講じることが重要です。

ワイパーが自動で動く原理は?

雨を感知するワイパー

ワイパーが自動で動く仕組みは、主にセンサー技術と電子制御によって実現されています。
一般的に、自動ワイパーシステムは車両のガラス面に取り付けられた雨量センサーを利用します。

雨量センサーは、赤外線やレーザー光を使用してガラス面の水滴の有無や量を検知します。
センサーが水滴を感知すると、信号がワイパー制御ユニットに送られます。
この制御ユニットは、車両の電子制御システムと連携しており、ワイパーモーターに指示を送信します。
その結果、ワイパーが自動で作動し、雨や水滴を効果的に拭い取ります。

また、車両の速度や雨の強さに応じてワイパーの動作速度を調整するため、快適な視界を維持することが可能です。

ワイパーoffなのに動く!?│バッテリーとの関係、費用など

ワイパーの点検をする整備士

ワイパーつけっぱなしはバッテリーに悪影響?
バッテリー上がりでもワイパーは動く?
ワイパースイッチの交換費用はいくらですか?
総括│ワイパーoffなのに動く!?

ワイパーつけっぱなしとバッテリーの関係、ワイパースイッチの交換費用などを解説します。

ワイパーつけっぱなしはバッテリーに悪影響?

ワイパーを「OFF」にしていても実際には動いたり、つけっぱなしの状態が続くと、バッテリーに悪影響を与える可能性があります。
ワイパーが動く際にはモーターに電力が供給されているため、その間はバッテリーの電力が消費されます。
特にエンジンが停止しているときは、オルタネーター(発電機)が発電しないため、バッテリーからの消費がそのまま蓄電分を減らし、バッテリー上がりにつながります。

また、ワイパーモーターに過剰な負荷がかかり続けることで、モーターの寿命を縮める可能性も考えられます。
長時間ワイパーを動かし続けることはバッテリーへの負担となり、バッテリーの寿命を縮める原因にもなります。

バッテリー上がりでもワイパーは動く?

ワイパーが止まっている状態

ワイパーはモーターで駆動されます。
モーターを動かすには電力が必要ですが、バッテリー上がりとはバッテリーが電力を供給できない状態です。
つまり、バッテリーが上がってしまうとワイパーを動かすための電力が供給されず、作動しなくなります。

しかし、バッテリー上がりの初期段階では、電力が完全にゼロになっているわけではなく、わずかに電力が残っている場合があります。
セルモーターを回す電力はなくても、ラジオやクラクションを鳴らす電力は残っている場合があります。
このような状態では、ワイパーがゆっくりと動いたり、断続的に動いたりする可能性がありますが、正常な動作とは言えません。
この状態を放置してワイパーを無理に動かそうとすると、さらにバッテリーへの負担がかかり、完全に上がってしまうことになります。

ワイパースイッチの交換費用はいくらですか?

ワイパースイッチを操作する

ワイパースイッチの交換費用は、車種やスイッチの種類、交換工賃などによって異なりますが、一般的には5,000円~20,000円程度が目安となります。

内訳としては、以下のようになります。

ワイパースイッチの部品代:3,000円~15,000円程度

  • 国産車の場合、比較的安価なものが多く、3,000円~8,000円程度で入手できることが多いです。
  • 輸入車や高級車、特殊な機能を持つワイパースイッチの場合は、10,000円以上かかることもあります。
  • また、純正品と社外品でも価格差があります。

交換工賃:2,000円~5,000円程度

  • ワイパースイッチの交換作業自体は比較的簡単ですが、ステアリングコラム周りの部品を外す必要があるため、ある程度の工賃がかかります。
  • 車種によっては、エアバッグなどの安全装置に関連する部品を外す必要がある場合もあり、その場合は工賃が割高になる可能性があります。

費用の具体例

  • 国産コンパクトカーの場合:合計で5,000円~10,000円程度
  • 輸入車や高級車の場合:合計で10,000円~20,000円程度

総括│ワイパーoffなのに動く!?

ワイパーがOFFなのに動く原因は、主にワイパースイッチやリレーの故障、配線のショート、ワイパーモーターの不具合など電気系統のトラブルによるものが多いです。

アースの接触不良やヒューズ切れ、ワイパーアームのナット緩みなども動作異常につながります。
特にスイッチ内部の接点が劣化すると、OFF操作をしてもモーターに電流が流れ続けることがあり、ワイパーが勝手に動く症状が発生します。

また、リアワイパーではバックギア連動機能により、ONにしていなくても動く仕組みもあるため誤解されやすいです。
適切な診断により、不具合箇所の交換や調整で正常な動作を取り戻せます。

-メンテナンス