軽自動車

時速120km時代に軽自動車で高速は危ない?本当に安全で走れるのか?

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高速道路を走る軽自動車

高速道路の一部区間で120km/hへの速度引き上げが実施され、注目を集めています。

この変更に伴い、軽自動車で高速道路を走行するのは危ないのではないか、という不安の声も聞こえてきます。
車体が小さく、エンジンの排気量も少ない軽自動車は、本当に高速道路、特に120km/hで走行する区間を安全に走れるのでしょうか?

本記事では、軽自動車で高速道路を走行する際の安全性について、様々な角度から検証し、「軽自動車=高速道路で危ない」というイメージが本当に正しいのか、掘り下げていきます。

記事のポイント

軽自動車は技術の進歩により、高速走行にも十分耐えられるよう設計されている
軽自動車は車体が軽く、大型トラックに追い抜かれる際など横風の影響を受けやすい
満員乗車の場合、車線合流や登坂において余裕を持った判断が必要
軽自動車の高速道路料金は、普通車の料金の約2割引とメリットが大きい

軽自動車で高速は危ない?

高速道路を走るN-BOX

軽自動車で高速走ると壊れるのか?
軽自動車は高速道路がきついのはなぜですか?
軽自動車で高速を長距離走るのはやめた方がいい?

高速道路での最高速度が一部で時速120kmに引き上げられ、軽自動車の高速走行に対する不安が注目されています。
特に、軽自動車は高速道路で危ないのでは?という疑問を抱く方も多いのではないでしょうか。

軽自動車で高速走ると壊れるのか?

高速道路の速度引き上げがされる中、軽自動車での高速走行の安全性、特に「壊れるのでは?」という不安を抱く声も聞こえてきます。
結論から言えば、適切なメンテナンスがされていれば、軽自動車だからといって高速走行で簡単に壊れることはありません。

ただし、いくつかの注意点と理解しておくべきポイントが存在します。

  1. エンジンの負担
    軽自動車は排気量が小さく、普通車に比べて高回転での運転が多くなります。
    時速120km走行時は、エンジンがかなり高い回転数で稼働することになり、負担がかかるのは事実です。
    しかし、これは「壊れる」というよりは、「劣化が早まる可能性がある」というレベルの話。
    定期的なオイル交換や点検を怠らなければ、大きな問題になることは稀です。
    最近の軽自動車は技術の進歩により、高速走行にも十分耐えられるよう設計されています。
  2. 車体の安定性
    軽自動車は車体が軽く、横風の影響を受けやすい傾向があります。
    特に高速走行時は、大型トラックに追い抜かれる際などに不安定さを感じるかもしれません。
    また、車高が高い軽自動車も横風に対して注意が必要です。
    しかし、これも「壊れる」というよりは「運転に注意が必要」という点。
    適切な車間距離を保ち、ハンドル操作に気をつければ、危険な状況に陥る可能性は低くなります。
  3. ブレーキ性能
    軽自動車のブレーキは、車重が軽い分、制動距離が短いというメリットがあります。
    しかし、高速走行からの急ブレーキは、ブレーキへの負担が大きくなります。
    また、下り坂の連続走行などでブレーキを使い続けると、フェード現象を起こしやすくなることも事実です。
    高速道路では、早めのブレーキ操作を心がけ、エンジンブレーキも併用することで、ブレーキへの負担を軽減できます。
  4. 積載量の注意
    大人数で乗車したり、多くの荷物を積載した状態で高速走行を行うと、エンジンやブレーキへの負担が大きくなります。
    ノンターボ車の場合、上り坂や追い越しの際に、いつも以上に余裕を持って運転する必要があります。
    しかしこれも、運転の仕方で対応することができ、故障に繋がることは稀です。

軽自動車は高速道路がきついのはなぜですか?

軽自動車での高速走行が「きつい」と感じる理由はいくつかありますが、決して「危険」と同義ではありません。
正しく理解し、適切な運転を心がければ、軽自動車でも快適に高速道路を走行できます。

  1. パワー不足を感じやすい
    軽自動車は排気量が小さいため、普通車に比べて絶対的なパワーが不足しています。
    特に登り坂や追い越し加速時などには、パワー不足を痛感することがあるでしょう。
    120km/h走行でも、勾配のきつい上り坂では速度維持が難しくなるケースも想定されます。
  2. 横風への耐性が低い
    軽自動車は車体が軽く、車高が高いモデルも多いため、横風の影響を受けやすい傾向にあります。
    特に大型トラックに追い抜かれる際や、橋の上、トンネル出口などでは、ハンドルを取られる感覚を持つかもしれません。
  3. 高回転での走行によるエンジンへの負担
    120km/hで巡航する場合、軽自動車のエンジンは普通車よりも高い回転数で稼働し続けることになります。
    これはエンジンへの負担を増大させ、長期的にはエンジンの寿命を縮める可能性があります。
    適切なメンテナンスを怠らなければ、すぐに壊れることはありませんが、オイル交換などのメンテナンス頻度は意識しておくべきでしょう。
  4. 静粛性や乗り心地の面で不利
    軽自動車は普通車に比べて車体が薄く、遮音材も少ないため、ロードノイズや風切り音が大きく、静粛性に劣る傾向があります。
    また、サスペンションも簡素な構造のものが多いことから、路面の凹凸を拾いやすく、乗り心地が硬く感じられることもあります。
    長時間の高速走行では、疲労が蓄積しやすくなる可能性があります。
  5. 積載量の影響を受ける
    大人数で乗車したり、多くの荷物を積載すると、軽自動車の走行性能はさらに低下します。
    加速が悪くなり、燃費も悪化し、ブレーキにも負担がかかります。
    高速道路を利用する際は、積載量に注意しましょう。

では、どうすれば「きつさ」を軽減できるのか?

  • 適切な車間距離の確保
    急ブレーキや急ハンドルを避けるため、十分な車間距離を保ちましょう。
  • 早めの車線変更
    追い越しや合流は余裕を持って行い、周りの車両の流れを阻害しないようにしましょう。
  • こまめな休憩
    長時間の運転による心身の疲れで、余計に負担を感じてしまいます。
    適度に休憩を取りながら運転しましょう。

軽自動車で高速を長距離走るのはやめた方がいい?

軽自動車は高速道路での長距離走行に向いていないという意見があります。
その理由は以下の通りです。

  1. エンジンパワー不足
    軽自動車のエンジンは普通車に比べて小さく、出力が低いため、高速での長時間走行はエンジンに負担がかかりやすいです。
    特に急加速が必要な状況では、普通車と比べて苦労することがあります。
  2. 車体の安定性
    軽自動車は車体が軽量で、横風や横揺れに弱く、安定性が低いと感じることがあります。
    特に高速道路では、横風の影響を受けやすい点に注意が必要です。
  3. 居住性と疲労
    軽自動車は以前は狭い車内空間が多く、長時間の運転で疲労がたまりやすいとされていましたが、最近では居住性が向上しています。

軽自動車で高速を長距離走ること自体は問題ありませんが、特にエンジン負荷や車体の安定性、居住性という点からすると、普通車と比べてやや不向きです。
ただし、適切な運転スタイルやメンテナンスを心がければ、安全かつ快適に走行することも可能です。
特に通行料金のコスト削減や環境的な観点から、軽自動車を選ぶ利用者も少なくありません。

軽自動車で高速は危ない?│軽自動車の特性

高速道路を走る軽自動車

軽自動車は高速道路で80km走行した方がいい?
高速道路の軽自動車の料金について
総括│軽自動車で高速は危ないか?

軽自動車のメリットである経済性について、80km走行、料金体系から考えてみました。

軽自動車は高速道路で80km走行した方がいい?

高速道路での走行速度が一部で時速120kmに引き上げられた現在、軽自動車で時速80km程度で走行することが適切かどうか疑問に思う方もいるでしょう。
軽自動車の高速走行における速度について、メリット・デメリットを踏まえながら考察します。

■80km/h走行のメリット

  • 安全性向上
    速度が低いほど、危険を察知してからの反応時間が長くなり、事故発生時の衝撃も小さくなります。
    特に、軽自動車は車体が軽く、横風の影響を受けやすいので、低速走行は安定性を高める効果があります。
  • 燃費向上
    一般的に、車は一定速度で走行している時が一番燃費が良くなります。
    軽自動車の場合、80km/h付近で最も燃費効率が良くなる車種も多いです。
  • エンジンの負担軽減
    高速走行、特に120km/hではエンジンを高回転で回し続ける必要があり、負担がかかります。
    80km/hであればエンジンの回転数を抑えられ、負担を軽減できます。
  • ドライバーの疲労軽減
    速度が低いほど、周囲の状況把握に余裕ができ、ドライバーの精神的な負担も軽減されます。

■80km/h走行のデメリット

  • 交通の流れへの悪影響
    周囲の車両が100km/h以上で走行している中で、80km/hで走行すると、速度差が大きくなり、追突事故の危険性が高まります。
    また、後続車に無理な追い越しを強いることになり、全体の交通の流れを阻害する可能性があります。
  • 最低速度違反の可能性
    高速道路には最低速度が設定されています(通常は50km/h)。
    ただし、道路状況や交通状況によっては、80km/hでも流れを著しく阻害していると判断され、最低速度違反とみなされる可能性もゼロではありません。

軽自動車だからといって、常に80km/hで走行する必要はありません。
周囲の交通状況に注意し、安全な速度で走行することが大切です。
安全運転を心がけ、快適な高速道路のドライブを楽しみましょう。

高速道路の軽自動車の料金について

高速道路の利用料金は、車両の種別や走行距離によって異なります。
ここでは、軽自動車に適用される料金について解説します。

■基本は普通車料金の約2割引
軽自動車の高速道路料金は、基本的には普通車の料金の約2割引となっています。
ただし、いくつかの例外や注意点があります。

例外1:特定区間料金
一部の区間では、距離や整備費用などの特別な事情により「特定区間料金」が設定されています。
この特定区間では、軽自動車であっても8割引が適用されない場合があります。
事前にNEXCOのウェブサイトなどで確認しておきましょう。

例外2:ETC割引との併用
ETCを利用することで、様々な割引が適用されます。
これらのETC割引と軽自動車の2割引は併用可能です。
例えば、休日割引などが適用されると、軽自動車の料金はさらに安くなります。
ただし、割引の併用方法や条件は複雑な場合があるので、事前に確認することをお勧めします。

例外3:上限料金
長距離走行の場合、料金に上限が設定されている場合があります。
この上限料金は、普通車と軽自動車で異なります。
軽自動車の上限料金は、普通車の上限料金よりも低く設定されているのが一般的です。

料金検索方法
高速道路の料金は、出発ICと到着ICを入力することで簡単に検索できます。
NEXCO各社のウェブサイトや、ドラぷらなどのルート検索サービスを利用すると便利です。
これらのサービスでは、軽自動車の料金も確認できます。

■軽自動車のメリットを最大限に活かすには
ETCを利用することで、料金所で停止する必要がなく、スムーズに通過できます。
また、前述の通り様々な割引が適用されるため、料金を節約することができます。
軽自動車で高速道路を利用する際は、ETCの導入をおすすめします。

総括│軽自動車で高速は危ないか?

高速道路の120km/h時代到来により、軽自動車での高速走行の安全性に関心が集まっています。

軽自動車だから高速走行は危険というわけではありません。
現代の軽自動車は技術の進歩により、高速走行にも耐えうる設計がなされています。
ただし、車体の軽さやエンジンの排気量といった特性から、普通車とは異なる注意点が存在するのも事実です。

具体的には、横風への注意、適切な車間距離の確保、そして何より法定速度の遵守が重要になります。
長距離走行の場合、エンジンへの負担やドライバーの疲労蓄積にも配慮が必要です。

不安を感じるドライバーも多いかもしれませんが、正しく理解し、適切な運転を心がければ、軽自動車でも安全に高速道路を利用できます。

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